コインチェック「ナスダック上場に向けた手続き進行中」と報告、SPAC契約期限は来年7月

コインチェック「ナスダック上場に向けた手続き進行中」

年内を目途に予定されていたコインチェック(Coincheck)の米ナスダック(NASDAQ)への上場が、現在も手続き進行中であることが明かされた。コインチェック親会社のマネックスグループが10月28日に開催した「2023年3月期 第2四半期 決算説明会」の資料にて報告されている。

マネックスグループは今年3月、コインチェックの持株会社としてオランダに新設するコインチェックグループ(CCG)が、ナスダック上場の特別買収目的会社(SPAC)のサンダーブリッジキャピタルパートナーズ4(Thunder Bridge Capital Partners IV:THCP)と合併し、米ナスダック市場への上場を目指すことを発表していた。

その発表時には、2022年内を目途にCCGがティッカーシンボル「CNCK」としてナスダックへ上場予定であると報告されていた。

「2023年3月期 第2四半期 決算説明会資料」では、現在もCCGが「上場に向けた手続きを推進中」と記されており、その目的を「THCPとの協働により、グローバルな投資家へのエクスポージャーを獲得し、米国の資本市場にアクセスし、成長戦略を実現する為にグローバルな人材を採用することで暗号資産事業の拡大を目指す」としている。

なお今回の報告によると、CCGとTHCPで締結した上場に関する契約書の期限が2023年7月2日(米国東部標準時間)まで有効であることが明かされている。

ちなみに上場取引が終了した場合、CCGはマネックスグループの連結子会社となり、コインチェックはCCGの100%子会社になる予定とのことだ。

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参考:マネックスグループ
デザイン:一本寿和

images:iStocks/lucky-photographer

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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