GMOコイン、「クアンタム(QTUM)」のステーキングサービス開始へ

GMOコインがQTUMのステーキング提供へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインが、暗号資産クアンタム(QTUM)のステーキングサービスを開始することを10月27日発表した。

同サービスは、判定期間中にクアンタム(QTUM)を同取引所に保有しているユーザーに対し、11月2日より提供開始される予定だ。

なお同取引所では、ステーキング対象の暗号資産を保有するだけでステーキング報酬を受け取れるとのことで、ユーザー自身で特別な手続きをする必要はないとのこと。

ステーキング報酬額は、変動制で年率2.6%〜4.2%程度の見込となっている。また手数料はGMOコインに配分されたステーキング報酬の28%とのこと。なお報酬配布は毎月10日を予定しているとのことだ。土日祝が重なった場合は翌平日になる。

なおステーキング報酬の数量が小数点第8位未満となる場合は、配布対象外となるようだ。

GMOコインではテゾス(XTZ)、シンボル(XYM)、カルダノ(ADA)のステーキングを提供しており、今回のクアンタムで4銘柄をサポートすることになった。

ステーキングとは

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のことだ。コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。

なおコンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。 暗号資産取引所が提供するステーキングサービスは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

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参考:GMOコイン
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Lidiia-Moor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。