米コインベースが新たに11カ国で仮想通貨交換サービス開始、「Binance Chain」4月23日メインネットローンチ、日本ハッカー協会がコインヘイブ事件のモロ氏の寄付募集開始などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

米コインベースが仮想通貨ペア交換サービスを11カ国で展開開始、サービス提供地域は53カ国に

・米国大手仮想通貨取引所のコインベース (Coinbase)が仮想通貨ペア交換サービスの提供地域に11カ国を追加したと発表

・新たにサービス開始したのはアルゼンチン、メキシコ、ペルー、コロンビア、チリ、インド、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、ニュージーランドの11カ国。これでサービス提供地域は53カ国になる

バイナンスの「Binance Chain」が4月23日にメインネットローンチ

・仮想通貨取引所バイナンスが4月18日に独自チェーン「Binance Chain」のジェネシスブロック生成に成功したと発表

・なお、メインネットへのスワップは4月23日予定と告知されている

・スワップされれば「Binance Dex」の提供が開始される予定だ

日本ハッカー協会がコインハイブ事件モロ氏の弁護士費用の寄付募集開始

・一般社団法人日本ハッカー協会が4月18日にCoinhive事件で一審無罪で検察による控訴中のモロ氏への弁護士費用の助成のための寄付募集を開始

・寄付は同協会の銀行口座への振り込み、Bitcoin(BTC)、Monacoin(MONA)やPaypayの利用が可能

・モロ氏は募金情報の詳細サイト上で、「新しい技術を「ユーザーが知らない=意図しない」と解釈するのなら、数えきれないほどの革新的な技術が失われてしまいます。何より、今回のような技術者を萎縮させることが目的とさえ取れるやり方を受け入れることはできません。どうかご助力のほどよろしくお願いいたします。」とコメントを掲載

ペイパルがクリプトジャックを防御する技術の特許を取得

・ペイパルがクリプトジャックなど悪意あるマルウェアを検出し、その影響を軽減する技術の特許を取得した

・最初に出願したのは2016年9月で、4月16日に米国特許商標庁(USPTO)によって授与された

・特許のなかで「ランサムウェアがコンピューター上で動作していることを検出することによって(たとえば、元のデータと異なるキャッシュレイヤのコンテンツを相関させることにより)、ランサムウェアの悪影響を軽減または回避できる。」と説明している

テレグラムのTON Labsとドイツのペイメント企業Wirecardが共同で分散型プラットフォームを作り上げることが明らかに

・Telegramが運営するTON Labsとドイツのペイメント企業Wirecardが共同で分散型プラットフォームを作り上げることが4月17日のWirecard社のプレスリリースによって明らかに

・Telegramが既に抱えているユーザーとWirecardの技術力を合わせて、両社はこのプラットフォームをよりスケーラブルでユーザーの多い分散型プラットフォームにしていく狙い

 

※詳しくはニュース解説は以下のラジオでお楽しみください

ラジオ再生は以下から(再生ボタンを押して10秒程度お待ちください)

Apple Podcastで聴く

Apple の Podcastでも配信しております。以下から購読いただくことで、お気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Apple Podcastを聴く

https://itunes.apple.com/jp/podcast/id1418374342?mt=2

Android スマートフォンで聴く

Android スマートフォンでもGoogle PlayよりPodcastアプリをインストールいただくことでお気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Android スマートフォン Podcastを聴く

(images:iStock /artsstock)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している