レイヤー1「アプトス(APT)」メインネットローンチ、元フェイスブックDiem開発メンバーら

アプトス(APT)」がメインネットローンチを報告

レイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」が、メインネットローンチを10月18日発表した。

「アプトス」によると12日からメインネットが稼働していたというが、実際にはネットワークは不安定で、ノードが何度かクラッシュしたことも報告されている。

またメインネットローンチにより、Aptosトークン(APT)は初回総供給として10億APTを発行したとのこと。

「アプトス」の開発を行うアプトスラボ(Aptoslabs)の創業者は、メタ(旧フェイスブック)のデジタル資産事業のディエム(Diem)の開発チームに所属していたモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏である。なお「アプトス」の開発言語はディエムが開発した「Move」が採用されている。

「アプトス」では、次世代ソーシャルメディアプラットフォーム、NFTサービス、Web3ゲーム、メディアやエンターテイメントビジネス、決済基盤、DeFi(分散型金融)と統合されたフィンテックプロダクトなどの構築が進められているとされているが、今回のメインネットローンチではそれらに関して同時には開始されていない。

「アプトス」は今年3月にa16z crypto主導のもと2億ドル(約286億円)を調達し、7月にはFTX ベンチャーズ(FTX Ventures)とジャンプ・クリプト(Jump Crypto)主導で1.5億ドル(約215億円)を調達している。また大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのベンチャーキャピタル部門バイナンスラボ(Binance Labs)は3月の出資に続き、9月に追加出資を行ったことも発表されている。

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参考:アプトストークンエコノミクス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。