ニアプロトコル(NEAR)、グーグルクラウドと提携

ニアプロトコルがグーグルクラウドと提携

レイヤー1ブロックチェーンのニアプロトコル(NEAR Protocol)とグーグルクラウドがパートナーシップ契約を締結した。ニアプロトコルのエコシステムを支援するニア財団(NEAR Foundation)が10月5日発表した。

このパートナシップによりグーグルクラウドは、ニア財団からの助成金受給者に対し技術的サポートを提供するとのこと。同ブロックチェーン上でのweb3プロジェクトやdApps(分散型アプリケーション)の開発、拡張を支援していくとのことだ。

またグーグルクラウドは、ニアプロトコルのweb3スタートアップ向けの開発プラットフォーム「パゴダ(Pagoda)」 へ、ニアプロトコルのRPCノードプロバイダーのインフラを提供するという。これにより開発者は迅速、安全、かつシームレスにコードをニアプロトコル上にデプロイ(展開)できるという。

グーグルクラウドのデジタルアセット担当ディレクターのカルロス・アリーナ(Carlos Arena)氏は「我々はニアプロトコルをサポートし、web3の開発者が構築・拡張できる、最も安全で信頼性が高く、持続可能なクラウドのインフラを提供する予定。ブロックチェーンベースのプラットフォーム上で新しい製品やサービスを生み出す明日のリーダーをサポートし続けます」と述べた。

ニア財団のCEOである マリーケ・フラマン(Marieke Flament) 氏は「インターネットのパイオニアであるグーグルクラウドとの協業を嬉しく思っています。このパートナーシップは私たちにとって新たな章を象徴するもので、ニアを選択する先見の明のある次世代の人々に対し可能な限り最高のサポートを提供し続けたい」とコメントした。

なお「パゴダ(Pagoda)」では事前監査済みのテンプレートと自動生成されたコントラクトユーザーインターフェースのライブラリを通じて、開発者がニアプロトコル上でdApp(分散型アプリ)を簡単かつ迅速に立ち上げることを支援する。

なおニアプロトコルは8月にJavaScriptソフトウェア開発キット「JS SDK」を公開している。この「JS SDK」の利用により、世界で最も開発者の数が多いプログラミング言語とされる「JavaScript(ジャバスクリプト)」を用いてニアプロトコル上でソフトウェア開発が可能となっている。

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参考:ニア
images:iStocks/SasinParaksa

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者