ブロックチェーンゲームのホライゾンが約58億円調達、SFTマーケをローンチへ

ホライゾンが約57.6億円調達

ブロックチェーンゲーム企業ホライゾン(Horizo​​n)が、シリーズAラウンドで4,000万ドル(約57.6億円)の資金調達を実施したことを10月4日に発表した。

この調達ラウンドは、ブレバンハワードデジタル(Brevan Howard Digital)とモーガンクリークデジタル(Morgan Creek Digital)主導のもと、ゲーム開発企業であるユービーアイソフト(Ubisoft)やテイクツーインタラクティブソフトウェア(Take-Two Interactive Software)の他、ポリゴン(Polygon)やクオントスタンプ(Quantstamp)、ビットクラフト(BITKRAFT)、イニシャライズドキャピタル(Initialized Capital)などが参加したとのことだ。

また個人投資家としては、ショッピファイ(Shopify)CEOトビアス・リュトケ(Tobias Lütke)氏やサンドボックス(The Sandbox)共同創設者セバスチャン・ボルジェ(Sebastien Borget)氏、スカイメイビス(Sky Mavis)及びアクシーインフィニティ(Axie Infinity)共同創設者アレクス・ラーセン(Aleks Larsen)氏なども出資参加したとのこと。

ホライゾンは今回調達した資金を、同社提供のweb3ゲーム開発者向けプラットフォーム「シークエンス(Sequence)」、NFTトレーディングカードゲーム「スカイウィーバー(Skyweaver)」、SFT(セミファンジブルトークン)分散型マーケットプレイス「ニフティスワップ(Niftyswap)」といった3事業のエコシステム拡大や開発促進に充てるという。

なお「SFT:Semi-Fungible Token」とは、イーサリアムの「ERC-1155」規格で発行される、特定の条件をもとにFT(ファンジブルトークン)をNFT(ノンファンジブルトークン)へ自動変換できるトークンである。「ニフティスワップ」は、このSFTを売買できるマーケットプレイスとなっており、今年秋にローンチ予定とのことだ。

ホライゾンは「ニフティスワップ」について「SFTはweb3ゲームアイテム、デジタルファッション、音楽に最適です。 SFTはweb3時代で最も使用され、取引される仮想商品になると考えており、ニフティスワップはSFTを取引する為の市場として位置付けられます」とツイッターにて説明している。

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参考:Horizo​​n
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Arkadiusz-Warguła・BadBrother

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。