マイクロストラテジー、ビットコインライトニング活用のサービス提供に向け開発者募集

マイクロストラテジーが開発者を募集開始

企業としてビットコインの購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、ビットコインのライトニングネットワーク(Lightning Network)をベースとするサービスの提供に向けて動いていることが分かった。同社が10月1日に同サービスにおける開発者を募集開始したことにより明らかになった。

ライトニングネットワークは、ビットコインのブロックチェーン上で1秒あたり数百万回の取引を可能にするためのスケーリング技術のこと。オープンな設計で、取引記録をすぐにブロックチェーン上には移動させず「オフチェーン」で管理することで、瞬時で効率的な価値の移転を実現している。

募集要項によると開発者の仕事内容は「新たなeコマースのユースケースを実現に向け、ライトニングネットワークベースのSaaSプラットフォームを構築し、サイバーセキュリティの課題に対するソリューションをエンタープライズ向けに提供すること」となっている。

また応募に必要な資格としては「ビットコインブロックチェーンやライトニングネットワーク、DeFi(分散型金融)を活用したソフトウェアソリューションの構築経験など」が求められている。

またマイクロストラテジー創業者マイケル・セイラー(Michal Sayler)氏は、現在マイクロストラテジーの開発者が、ライトニングネットワークを活用したアプリ開発に取り組んでいることをツイッターにて今月1日に発表している。

マイクロストラテジーは米国上場企業としてはいち早くビットコインの購入を進めた企業だ。今年9月には、約9億円(1,000万ドル)相当のビットコイン(BTC)を追加購入したことを発表しており、これまでの購入合計は130,000BTCと報告されている。

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参考:マイクロストラテジー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/24K-Production

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。