DJTが代表2名体制へ、シンガポール法人立ち上げと満足氏の代表取締役就任発表
ブロックチェーン技術を⽤いたゲームやアプリケーション開発を⾏うdouble jump.tokyo(DJT)が、シンガポール法⼈⽴ち上げに伴い、代表取締役に新たに満⾜亮氏を加え、代表取締役2名体制に移⾏したことを10月3日に発表した。同氏は2020年7⽉よりDJTの取締役/CTOに就任している。
そしてシンガポール法人を立ち上げる理由について「これまで当社は⽇本を拠点に事業を推進してまいりましたが、現在シンガポールがWeb3の中⼼地となりつつあることは間違いなく、ゲーム特化型ブロックチェーンOasys(オアシス)のリードディベロップメントが当社の事業の柱になっていくことも踏まえ、当社もOasysと同じシンガポールに拠点を構えることを決定いたしたしました」と説明している。
なお今後はシンガポール法⼈の代表取締役に今まで日本法人の代表取締役であった上野広伸氏が就任し、国内のゲーム事業を満⾜氏が統括することで、代表取締役の2名が両輪となり事業推進のスピードを加速していくという。
DJTの代表取締役に就任した満⾜氏は『この度、新たに代表取締役に就任することなりました。この3年ほどでブロックチェーン事業を取り巻く環境は⼤きく変化し、創業時からの弊社のミッション「ブロックチェーン技術でゲームの未来を再構築する」がいよいよ近づいてきたと感じております。シンガポールと⽇本の代表取締役2名体制で、これまで以上にブロックチェーンゲーム事業を強⼒に推進していきます』とリリースで伝えている。
DJTの代表取締役である上野広伸氏は「シンガポール法⼈の代表取締役に就任いたしました。これまでどおり、当社の代表取締役を満⾜と共に務めます。⽇本とシンガポールの2拠点から事業を推進することで、Oasysとの連携を含め、当社のブロックチェーンゲーム事業を加速させていきます」と伝えている。
DJT代表取締役満足氏へ取材
あたらしい経済編集部は、DJT代表取締役満足亮氏へ取材を行った。
––日本国内のweb3領域を、どのように発展させていきたいと考えていますか?
まずは触ってもらうというのが大事だと考えています。 日本が誇る漫画やアニメ、ゲームなどのIP等多くの人が興味ある対象を、多くの人が触れるUXで提供するのが大事と考えています。
––日本からシンガポール、ドバイと移る人が多いですが、web3のコンテンツ事業者として両国はどのように違うのでしょうか?
最も大きな違いは日本との時差です。日本拠点と開発等で多くの時間を共有する必要がある場合、シンガポールの方がメリットが大きいと思っています。
––あわせてシンガポール拠点にした具体的な理由を教えていただけますか?
Web3の中心地となり得る東南アジア圏の地理的拠点とするためになります。 また、Oasysがシンガポール拠点なので連携を深めるためです。
images:Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio
デザイン:一本寿和