監査法人EY、イーサリアムの企業活用を支援する団体EEAの理事会メンバーに

監査法人EY、EEAの理事会メンバーに

エンタープライズイーサリアムアライアンス(EEA)は、大手監査法人のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が理事会メンバーに昇格したことを9月30日に発表した。

またEEAは、EYグローバルブロックチェーンリーダーであるポール・ブロディ(Paul Brody)氏が同社のEEA理事会代表を務め、組織のビジョンの指導、メンバーのエンゲージメントの推進、イーサリアムビジネスエコシステムの発展に向けた新たな政策策定、キャリア、教育イニシアティブの構築に参画すると発表している。なおEYはEY OpsChain、EY Blockchain Analyzer、EY Nightfallを含むグローバルブロックチェーンソリューションプラットフォームを開発、運用し、企業がブロックチェーンの力を活用し、効率性を高めて取引コストを削減することを可能にしてきている。

EEAは企業が通常のワークフローにおいてイーサリアム技術を採用し、使用することを可能にするためのコミュニティであり、新しいビジネス機会を開発し、業界の採用を促進し、学習と協力のためにイーサリアムエコシステムを強化していく狙いを持つ。

現在、EEAにはアクセンチュア、バンコ・サンタンデール、ブロックアップス、コンセンシス、イーサリアム財団、JPモルガン、マイクロソフトなどが参加している。

EEA事務局長のダン・バーネット(Dan Burnett.)氏は「イーサリアムのThe Mergeは、エネルギー効率に優れたイーサリアムのメインネット上で分散型ソリューションを展開するための道筋を企業に提供するものであり、イーサリアム上に構築するビジネスにとってエキサイティングな時期です。EYは、イーサリアムのエコシステムにおけるビジネスリーダーとして、また長年のEEAメンバーとしての専門知識を兼ね備えており、EYがボードレベルで参加することで、EEAとそのメンバーは大きな利益を得られると期待できます。ビジネスレディネスの理解とエンタープライズグレードの分散型台帳金融サービスソリューションの展開におけるポールの専門性は、企業がイーサリアムメインネットに展開し、イーサリアム技術とそのビジネスデリバティブを理解するためのEEAの取り組みにとって極めて重要です」と伝えている。

EYのポールブロディ(Paul Broady)氏は「EYがイーサリアムのエコシステムに注目している理由はたくさんあります。最も重要なのは、EEAやイーサリアム財団のような強力な組織がバックアップしていることです。EEAの理事会に参加することは大きな喜びであり、イーサリアムのビジネスロードマップで次に何が起こるか協力することを楽しみにしています。EEAは、企業がイーサリアムのビジネス対応力を理解するための重要な作業を支援しており、ここEYでは、イーサリアムのそのような側面に情熱を注いでいるのです。EEAと協力して、あらゆる規模の企業がイーサリアムの可能性を活用する方法をさらに進めることに興奮しています」と説明している。

参考:EY
images:iStocks/ismagilov
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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