アスター(ASTR)とGincoが提携、企業向けカストディソリューション提供で

アスター(ASTR)とGinco提携

国内ブロックチェーン関連企業Ginco(ギンコ)が、⽇本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」と提携したことを9月28日発表した。

この提携は、同ネットワークのネイティブトークン「アスター(ASTR)」を保有する企業に対し、カストディ(保管)ソリューションや開発支援を提供するパートナーシップになるとのこと。

Gincoによると、「アスターネットワーク」の利用者が増加する中、同ネットワークのエコシステムに参加する企業からカストディソリューションの要望が多数あったとのことだ。

なおGincoは今年4月に国際規格に基づく情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得している他、8月にはセキュリティと利便性を両立する暗号資産の管理に関する特許を取得している。

また「アスターネットワーク」のネイティブトークン「ASTR」は、9月26日に国内暗号資産取引所ビットバンク(bitbank)に上場し、日本国内でも取引が可能になった。これによりアスターエコシステムへの国内利用者の拡大の他、企業や開発者などの参入事例が増えることが見込まれている。

また「アスターネットワーク」は今年6月に国内企業を集めたコンソーシアム組織「アスタージャパンラボ(Astar Japan Lab)」を設立し、参加企業を募っている。アスターは今回の上場を皮切りにこのコンソーシアムを11月末より本格的に稼働し、日本エコシステム拡大をしていくと発表している。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/peshkov・Ninja-Studios

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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