米eスポーツチーム「イモータルズ」、「Socios. com」でファントークン発行

Socios. comがイモータルズと提携

米国のプロeスポーツチーム「イモータルズ(Immortals)」とファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」が提携したことを9月21日発表した。

「イモータルズ」は2018年にフォーブスの「世界で最も価値のあるeスポーツ企業12社」に選出された企業。同チームは提携と共にファントークン「$IMT」を「ソシオスドットコム」で発行したとのことだ。

なお発表によると、米国のeスポーツチームがファントークンを発行するのは初の事例とのこと。

「ソシオスドットコム」がeスポーツチームと提携するのは8チーム目となる。今までに「MIBR(Made in Brazil)」、「チームヘリティクス(Team Heretics)」、「チームバイタリティ(Team Vitality)」、「アライアンス(Alliance)」、「OG」、「ナビ(Natus Vincere:NAVI)」、「エンドポイントCeX(Endpoint CeX)」とパートナーシップ契約を締結している。

なお「イモータルズ」のファントークン「$IMT」を保有するファンは、ミートアンドグリートなどのイベントに参加したり、無料でグッズを獲得できるとのことだ。

「Socios.com」とは

「Socios.com」はチリーズのブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。

チリーズは、アメリカンフットボール、バスケットボール、クリケット、サッカー、ゲーム、アイスホッケー、MMA、モータースポーツ、ラグビー、テニスといった10競技において、既に25カ国で150を超えるスポーツ組織と提携している。

また欧州の多くのプロサッカークラブでトークンを発行している他、北米ではMLS加盟全28チーム中27チームと提携している。なおサッカーだけでなく、NBAでは現在「Socios.com」と提携するNBAチームは全30チームのうち28チームで、その他にもNFLやNHLとの提携も行っている。また韓国やインド、インドネシア、ブラジル、メキシコなどのスポーツチームとも提携を進めており、国・ジャンルを問わず「Socios.com」は展開している。

また「Socios.com」で発行されている各スポーツチームのファントークンを購入するための暗号資産チリーズ(CHZ)は、9月21日より国内暗号資産取引所DMM Bitcoinが日本で初めて取り扱いを開始している。

関連ニュース

ブラジルeスポーツチーム「MIBR」、「Socios. com」でファントークン発行へ

チリーズ「Socios. com」、英eスポーツチームのファントークン発行へ

チリーズ(CHZ)のソシオスドットコム、イタリアで暗号資産ライセンス取得

アルゼンチンサッカー協会、チリーズ(CHZ)とバイナンスのファントークン二重契約問題に終止符か

国内初、DMM Bitcoinがチリーズ(CHZ)取扱いへ、アバランチ(AVAX)も予定

参考:ソシオスドットコム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio・Yaroslav-Astakhov

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している