マイクロストラテジー、ビットコイン購入目的で最大716億円の株式売却へ

マイクロストラテジーがビットコイン購入目的で株式売却へ

企業としてビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、ビットコインの追加購入を目的に、株式売却による最大5億ドル(約716.7億円)の資金調達を行うことが分かった。このことは同社が9月9日に米SEC(証券取引委員会)へ提出した目論見書によって明らかになった。

なお株式の売却先は、投資銀行のコーウェン・アンド・カンパニー(Cowen and Company)とグローバル金融企業BTIGの2社になるという。

目論見書によると、株式売却益の資金使途として「ビットコインの取得を含む一般的な企業目的に使用する予定」と記載がされている。

なおマイクロストラテジーは昨年6月にもビットコイン購入を目的に10億ドル相当の株式売却を行っている。また同様の目的で同月に、2028年満期の有担保シニア債券を4億ドル分私募発行している。

マイクロストラテジーがビットコイン追加購入を最後に報告したのは今年6月。その際には1,000万ドル相当になる480BTCを、1BTCあたりの平均取得価格20,817ドルで購入していた。

なおこの追加購入で、同社の保有するビットコインは合計で129,699BTCとなっている。またこれらの合計購入価格は約5,400億円(39.8億ドル)で、平均取得額については手数料・経費を含め、約420万円(30,664ドル)になると報告されている。

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参考:SEC
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・KanawatTH

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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