「南葛SC」が「FiNANCiE」でトークン追加発行

「南葛SC」が「FiNANCiE」でトークン追加発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、関東サッカーリーグ1部に所属する「南葛SC」の第2回となる追加トークン発行(ファンディング)の開始を9月9日発表した。

「FiNANCiE」では初期トークン販売終了後、オーナーやプロジェクトが追加で支援を募りたい際に、トークンを追加販売できる仕組み(クラウドファンディング)がある。なおトークン購入者は、運営の一部に携われる投票企画への参加や特典抽選などへ応募ができる。

「南葛SC」は東京都葛飾区からJリーグ入りを目指して活動中の社会人チーム。Jリーグ入りに必要な前段階の資格となる「Jリーグ百年構想クラブ」に2020年2月に認定されている。

「南葛SC」は昨年6月に「FiNANCiE」でトークン発行しており、初回トークン販売では約4000万円以上のファンディングを達成し、これまでにもトークンホルダー限定でトレーニングマッチへの抽選招待、選手のぼり旗プレゼント企画、2022年公式ユニフォームデザインの投票企画など、トークンを活用した施策を行ってきたという。

また今年1月には所属する選手への報酬の一部を「FiNANCiE」のトークンで支払う契約を行い、同時期に入団した元日本代表の稲本潤一選手への報酬の一部がFiNANCiE(フィナンシェ)の「南葛SCトークン」で支払われている。

今回の追加トークン発行による販売売上は、選手の移動や荷物の搬入に使用するチームバスの購入、及び10月15日~19日に鹿児島で行われる全国社会人サッカー選手権大会の遠征費に活用する予定としている。

また今回の「南葛SCトークン」販売メニューは全13種類あり、それぞれのメニューによって獲得できるトークン数と特典が異なる。

「南葛SC」による第2回ファンディング実施期間は9月9日13:00~10月7日21:00を予定している。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、南葛SCのゼネラルマネージャーである岩本義弘氏より以下のコメントを得た。

『南葛SCでは2021年7月のトークン発行以来、トークンホルダーの皆さまと一緒に様々な企画を実施してきました。選手が他のSNSには投稿していない秘蔵写真を公開、メッセージ返信をしたりFiNANCiE内のコミュニティに参加するなど、クラブ一体となってFiNANCiEの運用をしてまいりました。この取り組みを通じて多くの方に南葛SCを知っていただき多くの方に南葛SCの魅力を届けることができたと思っております。「葛飾からJリーグへ」、さらにファンコミュニティを拡大し、全国の人から愛されるチームを作るためにご支援、ご参加していただきたいと思っております』

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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