電通グループが「web3 club」発足、アスター渡辺創太アドバイザーに

ISIDらが「web3 club」を発足

電通、電通国際情報サービス(ISID)、電通イノベーションイニシアティブ、セプテーニ・インキュベートが共同で、web3領域における顧客企業のビジネスを統合的に支援するグループ横断組織「web3 club(ウェブスリークラブ)」を発足したことを9月8日発表した。

「web3 club」のアドバイザーとして、日本発のパブリックブロックチェーンであるAstar Network(アスターネットワーク)の開発を主導するStake Technologies(ステイクテクノロジーズ)CEO渡辺創太氏らを迎えるとのこと。

今回発足した「web3 club」では、ビジネスデザイナー、クリエイター、コンテンツディレクター、データサイエンティスト、エンジニア、法務や税務などのプロフェッショナルが結集し、web3領域の広範な課題解決を支援するとともに、web3領域のビジネスに新規参入を図る顧客企業やパートナー企業の事業成長を支援するとしている。

具体的には、顧客企業が持つアニメやスポーツなどのIP(知的財産)活用および新規IP開発などのNFT施策やweb3関連ソリューションの開発・提供を通じ、顧客企業の事業成長を支援し、web3がもたらす新しい経済の形成にも貢献していくとのことだ。

また「web3 club」は、国内web3事業者を中心としたコンソーシアム組織「Astar Japan Lab(アスタージャパンラボ)」へ参画し、産官学連携を通した研究活動を推進するとのことで、これにより「web3 club」の取り組みを加速するとのことだ。

なお「Astar Japan Lab」では、「国内事業者とweb3サービスプロバイダーの交流・協業を促進すること」を目的に、アスターおよびアスターの実験的ネットワークであるShiden Network(シデンネットワーク)を利用したサービス開発やビジネス創出に関わる国内事業者が必要とする情報の調査・研究、知見の集約、意見交換を積極的に行うとしている。

また渡辺創太氏は自身のTwitterにて『電通グループ「web3 club」のアドバイザーに就任しました。電通さんとWeb3ビジネスに新規参入を図る電通の顧客企業やパートナー企業のWeb3領域における事業成長を特にAstarの文脈で支援していきます。Astarの日本展開ここから本腰入れていきます』とコメントしている。

関連ニュース

電通国際情報サービス(ISID)と旭化成が都内スーパーにてブロックチェーンを活用した農業データ流通基盤の実証実験開始

【取材】電通国際情報サービスとKyuzan、NFTマーケットプレイス構築やメタバース活用に向け共同研究開始

博報堂、電通、エイベックスら参加の「Japan Contents Blockchain Initiative」が著作権流通部会を発足

アスター(ASTR)、国内web3事業者らとの「Astar Japan Lab」設立

【解説動画】アスターネットワーク(ASTR)とは?(ステイクテクノロジーズ 渡辺創太氏)

参考:ISID

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

広告