クラーケングローバル、ポルカドットとクサマのDeFi「Parallel Finance (PARA)」上場

クラーケングローバルでPARAが上場

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、新たに暗号資産パラレルファイナンス:Parallel Finance (PARA)の取扱い開始を9月8日に発表した。

入金および取引は既に開始されており、クラーケン(販売所)およびクラーケンプロ(取引所)でサポートされている。

取引ペアはUSDとEURに対応している。先物取引と証拠金取引については現状対象外のようだ。

なおPARAは米国・カナダ・日本の居住者は取引対象外とのことだ。

パラレルファイナンス:Parallel Finance (PARA)とは

パラレルファイナンスは、ポルカドット(Polkadot)およびクサマ(Kusama)ネットワーク上で稼働するDeFi(分散型金融)プラットフォームであり、ユーザーはチェーンをまたいで資産の貸し借りや、トークンの交換ができる。

PARAは、パラレルファイナンスのネイティブトークンであり、プラットフォーム上で取引手数料を支払う際に利用される。ほかにもステーキングを介して報酬を得ることや、プロジェクトのガバナンスに参加することもできる。

パラレルファイナンスは、異なるブロックチェーンの相互運用(インターオペラビリティ)を目指すPolkadot(ポルカドット)および、その実験用ネットワークであるKusama(クサマ)のパラチェーンだ。パラチェーンとはポルカドットとクサマのエコシステムそれぞれにおいて稼働する個々のブロックチェーンのこと。

パラレルファイナンスはポルカドットおよびクサマのパラチェーンオークションで接続枠の権利を勝ち取り、両ネットワークで稼働している。

関連ニュース

クラーケングローバル、Kusamaパラチェーン「Basilisk(BSX)」上場

クラーケングローバル、「Crust Shadow(CSM)」、「ArpaChain(ARPA)」、「Juno(JUNO)」上場へ

ラーケングローバル、BTT、DENT、KEY、UNFI、INTR上場へ

クラーケングローバル、ポリゴン(MATIC)ステーキング提供開始

国内初、クラーケンジャパンで「元素騎士メタバース(MV)」上場

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio・PARA

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している