日本酒×ブロックチェーン、オープンゲートとSBIがCorda活用「SHIMENAWA for SAKE」の販売で提携

オープンゲートとSBIが「SHIMENAWA for SAKE」の販売で提携

SBIトレーサビリティとオープンゲートが、ブロックチェーン活用のトレーサビリティサービス「SHIMENAWA for SAKE」提供において販売提携契約を締結したことを9月1日発表した。

「SHIMENAWA for SAKE」は日本酒の不正な流通を防ぐことを目的に、日本酒の「真贋証明」や「開封検知」、「日本酒のストーリー可視化」などを提供するソリューション。米R3社開発のエンタープライズ向けブロックチェーン基盤「Corda(コルダ)」とサトーのNFC/RFID技術のデジタルペアリングが活用されている。

多くの蔵元の海外事業、越境・国内EC事業強化の支援業務を提供するオープンゲートは、「SHIMENAWA for SAKE」を蔵元へ提供することで、地域の歴史・伝承、酒米や水環境など様々なエッセンスが詰まった「地域そのもの」である日本酒の魅力、価値を最大化し、地方創生、日本酒業界全体の活性化を図るとしている。

なお「SHIMENAWA for SAKE」は、日本酒「梵」を代表する磨き2割の純米大吟醸「梵・超吟(BORN:Chogin):完全予約限定品」と、純米大吟醸「梵・夢は正夢(Born:Dreams Come True)」の2銘柄で導入されている。

創業162年の加藤吉平商店が提供する「梵」は、国賓歓迎晩餐会や国際行事で数多く採用されるなど世界105ヶ国に輸出されている日本酒だ。海外市場では高級ウイスキーやワインなどの空き瓶が高値で売買され、その空き瓶を使った偽造品の流通がされており、「梵」についても偽造品が確認されているとのことだ。

「SHIMENAWA for SAKE」はそういった「商品偽造」の課題に対し、「コルダ」およびNFC/RFIDを利用したデジタルペアリングにて「梵」が未開封であることを確認できるようにしている。

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参考:SBI
デザイン:一本寿和
images:iStocks/kuppa_rock

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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