リクルートが機密情報に配慮したブロックチェーンを提供するBeamへ出資、ライトニングネットワークを使ってツイッターでビットコインを投げ銭できるTippin発表などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースを編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください。

リクルートがブロックチェーン技術を対象にした新投資ファンドを通じ機密情報に配慮したブロックチェーンを提供するBeamへ出資

・リクルートがブロックチェーン関連スタートアップ企業への投資を目的としたファンドRSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.を通じて、利用者の機密情報に配慮したブロックチェーンを提供するBeam Developmentへ出資

・Beamはイスラエルの企業が開発しているソフトウェアで、ミンブルウィンブル(Mimblewimble)プロトコル上に構築されている

・リクルートのファンドは、投資の対価として株式を取得するという形態以外の投資方法で、トークンを用いて資金調達を行うスタートアップ企業への投資活動を行っていく

ツイッターでビットコインを投げ銭できる、ライトニングネットワークを使ったグーグルクロームとファイヤーフォックスの拡張機能をTippinがリリース

・ツイッターでライトニングネットワーク(Lightning Network)を使ってビットコインを投げ銭機能拡張、Tippin(ティッピン)がリリースされた

・この機能拡張はグーグルクロームとファイヤーフォックスでリリースされており、インストールするとツイート画面の中に小さな稲妻マークは表示される

・またTippinのサイト上でツイッター認証することで、自分のウォレットアドレスなどを表示することが可能に

・開発者のセルジオ・アブリル(Sergio Abril)氏は、メディアの取材にライトニングネットワーク普及のためのこのプロジェクトを始めたとコメント

金融庁が2020年に銀行以外でも100万円超す送金を認可制で参入を認める可能性

・金融庁が銀行以外の事業者にも1度に100万円超の送金を認める方針と日本経済新聞が報じる。現行の送金業者は100万円が上限だが、同業務に特化した認可制の新たな区分をつくって、資本金などの要件を満たせば高額の送金を可能にする

・現状で100万円を超える送金が認められているのは銀行と資金決済法上で認められている資金移動業者に限る

・導入される時期としては、2020年の通常国会に資金決済法など関連する法律の改正案の提出を目指しており、早ければ2021年半ばにも新制度を導入したい考えのよう

ビットメインが前製品より電力効率が28.6%向上する最新ASICマイニングチップ発表

・仮想通貨マイニング事業大手Bitmain(ビットメイン)が、最新の半導体製造技術7nm(ナノメートル)のプロセスルールを採用したASICマイニングチップ「BM1397」を発表

・前製品である「BM1391」と比べ電力効率が28.6%向上

・このチップはこれから発表される新型マイニングマシン「アントマイナー(Antminer)」モデルのS17とT17に搭載予定される

大日本印刷がブロックチェーンを使ったデジタル作品の売買技術を持つBlockPunkに出資

・大日本印刷株式会社が、ブロックチェーンを利用したコンテンツ管理システムを提供するシンガポールのスタートアップBlockPunkに出資し、ブロックチェーン領域における戦略的パートナーシップ契約を締結

・今回の戦略的パートナーシップ契約の目的は、ブロックチェーンを活用して企業や個人が所有するアニメやマンガ、ゲームなど、様々なコンテンツの偽造品の流通を防ぎ、安心・安全にコンテンツを流通・利活用できる、次世代のコンテンツ流通の仕組みづくりを行うため

・BlockPunkはブロックチェーン技術を活用し、アニメのデジタルアート作品を販売する「blockpunk.net」を運営している

中国広東省が電子請求書発行でブロックチェーンを使用

・中国広東省の税務当局が、Eコマース(電子商取引)を対象に電子請求書の発行のためにブロックチェーンを使用すると18日に地元メディアであるサザーン・ニュース・ネットワークが報じた

・このサービスは「大規模な電子商取引への業務拡大を計画している顧客およびベンダー向け」に設計されているとのこと

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この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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