スイスSDX、機関投資家向けにイーサ(ETH)ステーキング提供開始

SDXが機関投資家向けにイーサリアム(ETH)ステーキングサービス提供開始

スイスのSDX Web3サービス(SDX Web3 Services)が、機関投資家を対象としたノンカストディアル型のイーサリアム(ETH)ステーキングサービスの提供開始を8月25日発表した。ノンカストディアルとはユーザー自身が秘密鍵の管理をおこなう形式のこと。

このサービスはSDXのソリューションにより、機関投資家がフルマネージドAPIベースのインフラストラクチャを介し、イーサリアムのバリデータ(ネットワーク検証者)を安全に管理し、利益が得られるとのことだ。

SDX Web3サービスの責任者であるステファン・クンツ(Stephan Kunz)氏は「当社のステーキングサービスに対する強い需要は、当社のWeb3サービスのような安全で信頼できるサービスに対する機関投資家市場の準備と必要性を示しています。近い将来、さらなるクライアントを発表できることを楽しみにしています」と述べている。

SDX Web3サービスは、顧客のWeb3分野の投資活動をサポートすることを目的として設立された、スイスのデジタル資産取引サービスを提供するシックス・デジタル・エクスチェンジ(SDX:SIX Digital Exchange)のWeb3部門だ。スイス証券取引所(SIX)の傘下であることの強みを活かし、高いコンプライアンス基準やセキュリティ基準を満たしたカストディソリューションの提供を目指している。

関連ニュース

米コインベース、ETHのリキッドステーキングトークン「cbETH」を発行

国内初、オーケーコインジャパンがトロン(TRX)ステーキングサービス提供へ

米コインベース、機関投資家向けにイーサ(ETH)ステーキング提供

ビットポイントジャパン、「カルダノ(ADA)」ステーキングサービス開始へ

イーサリアムのリキッドステーキング提供「Lido」、L2対応へ

参考:SDX
images:iStocks/thamerpic

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告