ポリゴン(Polygon)創業者らのweb3 VC「Symbolic Capital」、約68億円調達

Polygon創業者が率いるweb3ベンチャーファンドが約68億円調達

web3ベンチャーキャピタル(VC)であるシンボリック・キャピタル(Symbolic Capital)が、約68億円(5000万ドル)を調達したことを8月26日に発表した。調達した資金は、初期段階のweb3企業に投資を行うVCファンドの運用に利用される。

なお同ファンドへ出資した投資家はファミリーオフィス、暗号資産(仮想通貨)取引所、機関投資家などとされているが、具体的な名前は明かされていない。

シンボリック・キャピタルはポリゴン(Polygon)の創業者であるサンディープ・ネイルウォル(Sandeep Nailwal)氏とセレ・ネットワーク(Cere Network)の創業者であるケンジ・ワン(Kenzi Wang)氏が共同で今年5月に立ち上げたVCだ。両氏は大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)のBinance Labsで2019年に出会い、そこでアクシーインフィニティ(Axie Infinity)やYGG(Yield Guild Games)、バイコノミー(Biconomy)なお40以上のトッププロジェクトへ共同で出資してきたという。

ネイルウォル氏はシンボリック・キャピタルの強みとして「web3創業者が率いるWeb3ベンチャーキャピタルであること」を挙げており、自身の経験から投資先のビルダーに対して比類ないサポートを提供することができると述べている。

同社はこれまでにweb3ゲームスタジオのブリンクムーン(BlinkMoon)、ポリゴン上のメタバースであるプラネット・モジョ(Planet Mojo)、eスポーツのコミュニティゲーミング(Community Gaming)など15社に投資を行っているとのこと。なおファンドを立ち上げるのは同社初となるようだ。

またネイルウォル氏は「クリプトベンチャーキャピタルの現状を見ると、web3創業者が立ち上げた会社はほとんどありません。私たちはブロックチェーン企業を一から作り上げ、これらのプロジェクトが直面するユニークな課題を熟知しています」とコメントしている。

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参考:Smbolic Capital(Twitter)
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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