フィットネスアプリ「Sweatcoin」がSWEATのトークンエコノミクス発表

「Sweatcoin」がSWEATのトークンエコノミクス発表

フィットネスアプリ「スウェットコイン(Sweatcoin)」を開発する「スウェットエコノミー(Sweat Economy)」が、トークンエコノミクスの方針を8月25日に発表した。なお独自トークンの「SWEAT」は、今年の9月13日からニアプロトコル(NEAR)上で発行されることが明らかになっている。

現在「スウェットコイン」は、日々の歩数に応じてオフチェーンのトークン「SWEAT」をユーザーに還元している。ユーザーは「SWEAT」を活用することで、商品の割引購入やチャリティーに寄付することができる。公式の発表では「スウェットコイン」は1億人以上のユーザーを抱えているという。ちなみに「スウェットエコノミー」は2015年に設立された企業だ。

今回のリリースによれば、独自トークン「SWEAT」の需要を高め続けるための機能としてユーティリティ(Utility)」と「バイ・アンド・バーン(Buy and burn)」の2つが説明されている。

「ユーティリティ」では、リワード、プラットフォーム・トークンとしての利用、NFTゲームなどが挙げられている(なお原則は楽しむことであり、稼ぐ可能性は二の次だという)。

そして「バイ・アンド・バーン」は、スウェットエコノミーが生み出した収益を使って、セカンダリーマーケットで「SWEAT」を買い、それをバーンもしくはステーキングすることだとのこと。

「バイ・アンド・バーン」の狙いとしては、流通トークン数を減らすことが考えられる。なお「バイ・アンド・バーン」の仕組みは、後日詳細に伝えると発表では説明されている。また「スウェットコイン」の収益源は、ユーザーエンゲージメント(B2B)と取引手数料(B2C)であると発表されている。

そして「ユーティリティ」の1つである「リワード」は、9月13日以降「スウェットコイン」のアプリ内で利用できるようになるとのことだ。「リワード」とは具体的にユーザーが「SWEAT」をステーキングすることで得られる報酬を指すようだ。

なお「リワード」は階層化されており、より多くの「SWEAT」をステーキングすれば、より良い「リワード」が得られるとのことだ。具体的な「リワード」の例として、アディダス、アマゾン、ナイキなどのクーポン券や割引券、スポーツイベントやコンサートのチケット、USDCやUSDTなどステーブルコインなどとの交換が挙げられている。

さらに「SWEAT」をステーキングすると、ウォレットの機能がアンロックされるようになるとのこと。例えば、「SWEAT」を多くステーキングするユーザーになれば、プレミアム機能、NFTドロップへの優先アクセス、1日のミンティング制限の増加などが可能になるという。

images:iStocks/Rawpixel
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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