【取材】分散型エンタメ経済圏の構築目指す「MetaSolare」、松浦勝人やスティーブアオキら共同創業

MetaSolare、松浦勝人やスティーブアオキら共同創業

分散型エンターテイメント・エコシステムの構築を目指す、web3プロジェクト「メタソレア(MetaSolare)」の発足が8月22日に発表された。メタソレアを運営する「MetaSolare Pte.Ltd.」は、シンガポール法人として設立されている。

メタソレアの共同設立者は、KENTARO BEPPU氏、ASAHI IWANAGA氏、MASATO MATSUURA氏、STEVE AOKI氏、TSUBASA MURAKAMI氏、SEIHAKU YOSHIDA氏、ROBERT TRAN氏、TAKASHI HATANAKA氏の8人だ。

KENTARO BEPPU氏がCEO、ASAHI IWANAGA氏がCOO 、TSUBASA MURAKAMI氏がCLOを、またSHINICHI HISAMATSU氏がCTO、TERUAKI ASANO氏がCFOを務める。

メタソレアは、「ユーザーがデジタル上でコンテンツを所有するためのブロックチェーン技術要素」、「コンテンツを中心とした経済を循環させ持続可能にするための金融要素」、「大規模な双方向のコミュニケーションを実現するためのゲーム技術要素」の3つを融合して、ゲーム・音楽・アニメといったジャンルにおいて、全く新しいエンタテインメント体験を提供していくプロジェクトとのことだ。

具体的にリリースでは「GameFi」、「AnimeFi」、「MusicFi」が領域として挙げられている。

なお具体的なプロダクトとして、独自のブロックチェーン「メタソレア・ネットワーク(MetaSolare Network)」や、ブラウザおよびアプリ版の「メタソレア・ ウォレット(MetaSolare Wallet)」、独自NFTマーケットプレイス「メタソレア・マーケット(etaSolare Market)」の構築が挙げられている。

なお「メタソレア・ネットワーク」はイーサリアムベースのサイドチェーンとして構築するようだ。

さらに公式サイトにはメタソレアのコア通貨となるMetaSolare(MSL)についても紹介されている。MSLは単なるガバナンストークンではなく、ゲームやアニメ、音楽などそれぞれの経済圏を結びつけるトークンとのことだ。

なおパートナー企業は、ABEJA、エイベックス・クリエイティヴ・ファクトリー、エイベックス・テクノロジーズ、HashPortグループ(HashPort、HashPalette、HashBank)、MADWORLD HONG KONG LIMITED、UCOLLEX INTERNATIONAL LIMITEDで、今後さらに多くのパートナーとも協業を予定しているとのこと。

以下追記:8月23日18時30分

メタソレア創業メンバー兼CEOのKENTARO BEPPU氏へ取材

「あたらしい経済」編集部は、メタソレア創業メンバー兼CEOのKENTARO BEPPU氏へ取材を行った。

−−エコシステムの基盤となるブロックチェーンは、どのような要素を重視しているかを教えてください。

MetaSolareプロジェクトはエンターテインメントとWeb3の融合を目指しており、あくまでコンテンツが主体です。ですので、ユーザーにとって安全で使いやすいという点を重要視しています。

−−具体的に、今後の「メタソレア」のweb3×エンタメの展望を説明していただけますか?

MetaSolareはライブエンターテインメントも含めた既存のエンターテインメントにWeb3の要素を融合したプロジェクトを展開していく予定です。そして、ゲームだけではなく、アニメや音楽などのコンテンツも展開しそれが融合する世界を目指しています。

−−基盤となるイーサリアムのサイドチェーンからのクロスチェーン戦略やトークン戦略について説明していただけますか?

MetaSolareはコンテンツが主体のプロジェクトですので、自社ネットワークも構築しますが、様々なチェーンでのコンテンツ展開も検討しています。詳細については後日、状況が確定次第お知らせします。

−−どんなソリューションでガス代ゼロを実現しているのでしょうか?

こちらも現在開発が進んでいますが詳細についてはまたしかるべき時期にお知らせいたします。

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。