豪州で個人投資家向けBTC現物ETFが提供へ
豪州金融サービスライセンス(AFSL)の認可を受けた初の暗号資産ETF(上場投資信託)が、オーストラリアで提供される予定であることが分かった。AFSL認可により、個人投資家に対し新たな投資機会が提供できるようになったと、同国のデジタル資産運用会社モノクロームアセットマネジメント(Monochrome Asset Management)が8月14日発表した。
モノクロームによると同社のカストディアルパートナーであるバスコトラスティーズ(Vasco Trustees)が、暗号資産(仮想通貨)の現物価格に連動するETFを運用するための認可を豪州証券投資委員会(ASIC)より取得したとのことだ。
現物のビットコイン(BTC)価格に連動する「モノクロームビットコインETF:Monochrome Bitcoin ETF(IBTC)」を始めとした暗号資産の現物ETFの取り扱いが予定されているようだが、現状ではその他の対象暗号資産や取り扱い開始時期などの詳細は説明されていない。
モノクロームのCEOジェフ・ユー(Jeff Yew)氏は「規制当局がこのライセンスバリエーションを承認したことは、アドバイス業界と個人投資家の双方にとって大きな前進であり、新興の暗号資産クラスに関して、アドバイザーが顧客の市場需要に応えることを可能にします」とコメントしている。
オーストラリアでは今年4月、ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物価格に連動するETFが取引開始となっている。今回は個人投資家向けに暗号資産ETFが提供される予定だ。
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参考:Monochrome
デザイン:一本寿和
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