ソラナ(SOL)基盤の企業向けウォレット開発「Cashmere」、シードで約4.4億円調達

ソラナ基盤の企業向けウォレット開発Cashmere、約4.4億円調達

ソラナ(Solana)基盤のエンタープライズ向けウォレットを開発するキャッシュメアー(Cashmere)が、シードステージで300万ドル(約4.4億円)の資金調達を行なったことを8月9日に発表した。

キャッシュメアーによるとこの資金調達には、ワイコンビネーター(Y Combinator)、コインベースベンチャー(Coinbase Venture)、ヴォルトキャピタル(VoltCapital)などが参加した。

調達資金については、同社プロダクト「キャッシュメアー・ウォレット(CashmereWallet)」の開発加速のために利用されるとのことだ。なお同ウォレットでは、企業はマルチシグネチャ署名を使用してウォレットを共同管理することができる仕様になっているようだ。

先週ソラナ関連のウォレットである「スロープウォレット(SlopeWallet)」に関するバグが原因で、ソラナエコシステム全体に影響するハッキングが発生した。被害を受けたアドレスは9,000にも及び、少なくとも600万ドル(約8.2億円)が盗まれたとされている。今後、暗号資産を活用したサービスが増えていく中で、利用者がどうすれば安全に資産を守り続けられるかは重要な論点となるだろう。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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