バイナンスとマスターカード、アルゼンチンで暗号資産デビッドカード提供へ

バイナンスとマスターカード、アルゼンチンで暗号資産デビッドカード提供へ

暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するバイナンス(Binance)とマスターカード(Mastercard)が、アルゼンチンでデビッドカードの「バイナンスカード(Binance Card)」の提供を8月4日に発表した。

現在アルゼンチンではベータ版の「バイナンスカード」が提供されており、今後数週間のうちに正式ローンチとなる予定だという。

「バイナンスカード」がアルゼンチンで正式提供されることで、同国の新規および既存バイナンスユーザーが、店舗とオンラインの両方で、世界中の9000万以上のマスターカード加盟店で、ビットコイン(BTC)やビルドアンドビルド(BNB)などの暗号資産で商品などの購入ができるようになるとのことだ。

またユーザーは、対象となる購入で最大8%の暗号資産キャッシュバックを獲得することができるという。

マスターカードのラテンアメリカおよびカリビアンのプロダクト・イノベーション担当上級副社長のウォルター・ピメンタ(Walter Pimenta)氏は、リリースで次のようにコメントしている。

「マスターカードの暗号資産に関する取り組みは、お客様が買い物や支払いをする際に選択肢と安心を提供するための強固な基盤の上に成り立っています。マスターカードはパートナーとともに、このエキサイティングな新世界への参入を可能にすることで決済業界をリードし、何百万人ものユーザーが安全で信頼できる方法で暗号資産やその他のデジタル資産を利用できるよう支援してきました」

バイナンスのラテンアメリカ担当で、ゼネラルディレクターを務めるマキシミリアーノ ヒンツ(Maximiliano Hinz)氏は次のようにコメントしている。

「決済は暗号資産の最初の、そして最も明白なユースケースの1つですが、その採用にはまだ多くの伸び代があります。バイナンスカードを使用することで、加盟店は法定通貨を受け取り続け、ユーザーは選択した暗号資産で支払うことができます。バイナンスカードは、より広範な暗号資産の使用と世界的な普及を促す重要なステップであり、今回アルゼンチンのユーザーも利用できるようになりました」

参考:Binance
images:iStocks/Smederevac・inkoly
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された