NFT「CryptoNinja」のP2Eゲーム、IEO検討へ、オーケーコインジャパンで

NFT「CryptoNinja」のP2Eゲーム、IEO検討へ

日本で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するオーケーコイン・ジャパンが、ハッシュパレットのゲームスタジオ部門「ハッシュゲームス(HashGames)」が開発・提供するP2E(Play To Earn)のブロックチェーンゲーム「CryptoNinja Party!(クリプトニンジャパーティー)」のゲームトークンのIEO(Initial Exchange Offering)実施の検討段階に入ったことを7月26日に発表した。なおIEO検討予定のトークンの名称は「CryptoNinja Party!トークン(CNPT)」とのことだ。

「CryptoNinja Party!」はイケダハヤト氏がマーケティング担当で、Rii氏がイラスト担当のNFTコレクション「CryptoNinja NFT」から派生して生まれたブロックチェーンゲームである。

なおIEO予定のゲームトークンは、コミュニティとゲームを共創する「Create to Earn」エコシステムの基軸トークンになることを目指しているという。これは将来的にコミュニティが『CryptoNinja Party!』内のゲーム制作を行う機能実装を予定しているためとのこと。

また今年の7月1日から13日の間に、NFTマーケットプレイス「PLT Place」で同ゲームのNFTセールを行い、抽選申込総額10,530,000PLT(7月上旬時点日本円換算 : 2億6千万円以上)を記録したとのことだ。

「PLT Place」はNFT特化のブロックチェーン「パレット(Pallet)」が採用されており、ユーザーはガス代など手数料無料で売買できる。また決済は「パレットトークン(PLT)」とクレジットカードに対応している。

なおゲームリリースは2022年冬の予定となっている。またオーケーコイン・ジャパンでIEOを実施した後、OK Groupと共同でトークンのグローバル展開を推進していく方針だ。

HashPalette代表取締役CEO 吉田世博氏は次のようにコメントしている。

「この度は『CryptoNinja Party! (クリプトニンジャパーティー)』のゲームトークンのIEOに向けオーケーコイン・ジャパン様と共に取り組めることを大変嬉しく思います。今回ゲームトークンのIEOを実施する『CryptoNinja Party!』は、日本を代表する大人気NFTコレクションである「CryptoNinja」のキャラクターを活用し、コミュニティ内で協力プレイや対戦プレイを行うブロックチェーンゲームです。グローバル展開を強力に後押ししてくれるパートナーとして100ヶ国以上でサービス展開する世界最大級の暗号資産取引所グループであるOK Groupの日本法人であるオーケーコイン・ジャパン様にご協力いただき、『CryptoNinja Party!』を世界中で愛される人気タイトルに育てていきます。今後、コミュニティと共創する『Create to Earn』エコシステムを実現し、⽇本を代表するP2Eゲームプロジェクトになるよう尽⼒して参ります」

NFTコレクション「CryptoNinja」ファウンダーのイケダハヤト氏は次のようにコメントしている。

「世界的な取引所に『CryptoNinja』の名前を冠するトークンが上場する可能性がある……このたびの発表には興奮しています!『CryptoNinja』は、世界中の誰もが自由に商用利用できる、Web3時代のキャラクターブランドです。オーケーコイン・ジャパン様、HashPalette様の両社の力を借り、『CryptoNinja』はさらに飛躍していくでしょう。この挑戦を成功に導けるよう、最大限、尽力して参ります」

ちなみにIEOとはトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。国内においてIEOを実施したのは、Hashpalette(ハッシュパレット)によるコインチェックでのパレットトークン(Palette Token/PLT)と、サッカーJ2リーグに加盟する「FC琉球」によるGMOコインでの「FCRコイン(FCR)」となっている。

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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