イーサリアムL2「zkSync2.0」、100日以内にメインネット予定

イーサリアムL2「zkSync2.0」、100日以内にメインネット予定

イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューション「zkSync2.0」が、100日以内にメインネットローンチ予定であることが7月20日に分かった。「zkSync2.0」はマター・ラボ(Matter Labs)が開発している。「zkSync」の特徴として、「ZK Rollup」のアーキテクチャを採用することで、レイヤー1のイーサリアムのセキュリティ設計を継承することが挙げられる。

「zkSync2.0」はメインネットローンチのタイミングで、イーサリアムバーチャルマシーン(Ethereum Virtual Machine:EVM)と互換性を持つようになり、またライブプロダクション環境で利用できるEVMスマートコントラクト用の最初のゼロ知識証明を活用したスケーリングソリューションになる方針とのことだ。そのため「zkSync2.0」は、EVMベースのアプリのスクリプト言語である「Solidity」と「Vyper」もサポートする予定だ。

「zkSync2.0」のメインネットの立ち上げは、3段階のプロセスで行われる予定だ。第1段階では、11月にベイビーアルファ版としてローンチされた後、監査が実施される。第2段階では、メインネットのアルファ版のローンチが行われ、最終段階でフルメインネット・ローンチとなる予定だ。

なおこの発表では「zkSync」のトークン発行の可能性については言及されていない。ちなみにレイヤー2ソリューションを開発するオプティミズム(Optimism)はネイティブトークンを発行している。またスタークネット(StarkNet)のトークンを発行することを発表している。

参考:MatterLabs
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。