イー・ガーディアン、「NFTゲームサポート」提供開始

イー・ガーディアンが「NFTゲームサポート」を提供開始へ

東証プライム上場のイー・ガーディアンが、NFTゲーム事業を包括的にサポートする「NFTゲームサポート」を提供開始したことが7月13日分かった。

発表によると同サービスでは、イー・ガーディアンがこれまでゲーム事業者やNFTプラットフォーム事業者に向けて様々な支援を行ってきたノウハウを活かし、NFTゲームに関連する運営サポート、セキュリティ、デバッグを包括的に行うとのこと。

具体的には、様々な問合せに対応したカスタマーサポートやユーザートラブルを防ぐ投稿監視、ユーザー獲得を目指したSNS運用代行などのサービスをカスタマイズしながらNFTゲームの運営を多面的にサポートするという。

ゲーム運営において「Discord」を活用する場合は、サーバー構築やロール設定など初期の立ち上げや運用開始後のカスタマーサポートの他、パートナー企業と連携してイベント企画/運営も実施し、ゲームのコミュニティ育成まで一気通貫で支援するとのこと。

またセキュリティ対策としては、グループ会社と連携し、NFTゲームの脆弱性診断だけでなく「Discord」のセキュリティ運用ルールの策定やインシデント発生時におけるフォレンジック調査も対応可能だとしている。

さらにNFTゲームが問題なく動作するのかをテストする多端末検証に加え、ゲームIPコンテンツの無断出品などの著作権対策についても、グループ企業と連携して早期検知/報告が可能とのことで、ゲームIPホルダーの権利保護のみならず、正規のNFTホルダーの保護にも寄与するとのことだ。

イー・ガーディアンは「NFTゲーム市場が近年拡大し続けているが、初期の立ち上げやコミュニティ活性化のための施策に関するノウハウの不足、ゲームタイトルの立ち上げ、コミュニティ構築後においてもセキュリティ面での対策やNFTマーケットプレイス上でのゲームIPコンテンツの著作権対策など多くの課題がある」と説明している。

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参考:イー・ガーディアン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Thinkhubstudio

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この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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