エルサルバドルがビットコイン押し目買い、保有総数2,381BTCに

エルサルバドルがBTCを追加購入

エルサルバドル政府が、ビットコイン80BTCを追加購入したことが7月1日分かった。エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領が自身のツイッターで明かした。

ブケレ大統領によると今回の80BTCは、取得平均価格の約256万円(19,000ドル)で押し目買いしたとのこと。今回の追加購入により、エルサルバドルのビットコイン合計保有額は2,381BTCとなった。

エルサルバドルが前回ビットコインの追加購入を行ったのは5月10日だった。当時は取得平均価格の約400万円(30,744ドル)で購入したとのこと。

同国はこれまで昨年9月20日と10月28日にそれぞれ150BTCと420BTCを購入。11月27日には100BTC、12月4日に150BTC、12月21日には21BTC、今年1月22日に410BTCを購入。そして今年5月10日に500BTCを追加購入している。今回でエルサルバドルは8度にわたりビットコインを購入している。

昨年9月7日、エルサルバドルでは米ドルに加えてビットコインが法定通貨となったが、国際通貨基金(IMF)がエルサルバドル政府に対してビットコインを法定通貨として扱うことを見直すように勧告したことが今年1月25日に分かっている。

これについてIMFは「暗号資産を法定通貨として採用することは、金融や市場の整合性、金融の安定性、消費者保護に大きなリスクを伴います。また偶発債務を生む可能性もあります」と説明している。

またエルサルバドルは、32ヵ国の中央銀行と12ヵ国の金融当局を含めた44ヵ国の代表者を集め、ビットコインを議題にした国際会議を5月17日から3日間開催した。

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参考:Twitter
デザイン:一本寿和

images:REUTERS/Jose Cabezas/File Photo

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。