クラーケングローバル、BTT、DENT、KEY、UNFI、INTR上場へ

クラーケングローバルで5銘柄の暗号資産上場へ

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)で、新たに暗号資産5銘柄が上場することが6月15日分かった。

今回上場するのは、ビットトレント:Bittorent(BTT)、デント:Dent(DENT)、セルフキー:SelfKey(KEY)、ユニファイ・プロトコル・ダオ:Unifi Protocol DAO(UNFI)、インターレイ:Interlay(INTR)の5銘柄だ。

これら暗号資産の入金は既に開始されており、INTRの取引は6月30日より開始し、BTT、DENT、KEY、UNFIの4銘柄の取引は7月1日14:30(UTC)より開始する予定だ。

対象となるサービスは、クラーケン(販売所)およびクラーケンプロ(取引所)。取引ペアについては、各銘柄全てに対しUSDとEURが対応している。

また先物取引と証拠金取引についてはサポート対象外となるようだ。なお日本の居住者については取引できないとのこと。

各暗号資産について

ビットトレントは、P2Pファイル転送プロトコルで、分散型ファイルストレージシステムやライブストリーミングといったサービスを提供している。またビットトレントは、トロン(TRON)に買収されている。BTTは、ユーザーがファイルを共有することで獲得したり、BTTを消費してダウンロード速度を速めるといった利用ができる。

現在BTTは、バイナンス(Binance)やフォビグローバル(Huobi Global)、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、ポロニエックス(Poloniex)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)やスシスワップ(Sushiswap)、パンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。なお時価総額は約1,017億円となっている(7/1 コインマーケットキャップ調べ)。

デントは、ブロックチェーンベースのデジタル・モバイル・オペレーターだ。世界60か国で使用でき、長期契約や高額なローミング料金の必要がないeSIMカード及び、無線データプランなどのサービスを提供している。DENTは、ユーティリティトークンとして機能する。

現在DENTは、バイナンス(Binance)やFTX、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV3(Uniswap V3)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。なお時価総額は約113億円となっている(7/1 コインマーケットキャップ調べ)。

セルフキーは、ブロックチェーンベースの自己主権型アイデンティティシステム(Self-Sovereign Identity system)で、ユーザーにデジタル・アイデンティティの自己管理を提供している。KEYは、ユーティリティトークンとして機能する。

現在KEYは、バイナンス(Binance)やクーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所で取り扱われている。なお時価総額は約22億円となっている(7/1 コインマーケットキャップ調べ)。

ユニファイ・プロトコル・ダオは、DeFi開発の為のビルディングブロックであるノンカストディアル、インターオペラビリティ、分散型、マルチチェーンのスマートコントラクトを提供するプロジェクトだ。またイーサリアム基盤のDeFiプロダクトを、他のブロックチェーン上で成長するDeFi市場に接続するためのブリッジを提供している。UNFIは、ガバナンストークンとして機能し、ステーキングにも利用される。

現在UNFIは、バイナンス(Binance)やコインベース(Coinbase)、フォビグローバル(Huobi Global)、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、MEXCなどの暗号資産取引所の他、パンケーキスワップ(PancakeSwap)およびV2といった分散型取引所(DEX)で取り扱われている。なお記事執筆時点での時価総額は約27億円となっている(7/1 コインマーケットキャップ調べ)。

インターレイは、ポルカドット(polkadot)のパラチェーンで、ビットコインのような暗号資産とDeFiプラットフォームの接続を目指す分散型ネットワークだ。ネットワーク参加者は保有するビットコインを様々なDeFiサービスで利用できる。INTRは、ガバナンストークンとして機能し、取引手数料の支払いやステーキングでも利用される。

現在INTRは、ゲート(Gate.io)やMEXCなどの暗号資産取引所で取り扱われている(7/1 コインマーケットキャップ調べ)。

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参考:クラーケン1クラーケン2
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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