テザー、英ポンドのステーブルコイン「GBPT」ローンチへ

テザーが英ポンドのステーブルコインをローンチへ

米ドルペッグのステーブルコイン「USDT」発行元のテザー社が、新たに英国ポンドとペッグしたステーブルコイン「GBPT」を7月初旬にローンチすることが6月22日分かった。「GBPT」が最初に対応するブロックチェーンは、イーサリアム(Ethereum)とのことだ。

英国財務省(HM Treasury)は今年4月、英国を世界的な暗号資産業界のハブにする為の計画を発表しており、ステーブルコインに対する法規制を整備していく方針を示している。

まずは法定通貨にペッグするステーブルコインを規制し、国内で決済手段として利用できるよう整備するとしている。またステーブルコインを決済手段として国内で使用できるようにする為、決済規制の範囲内に入れるよう立法化する意向とのこと。そしてステーブルコインの発行者やサービスプロバイダーが、英国で活動し投資する為の条件を整えていくとしている。

テザー社は米ドルと英ポンドの他に、ユーロやメキシコペソ、オフショア人民元、ゴールドにペッグされたステーブルコインを発行している。これらはテザーの準備金によって100%裏付けられているとのこと。

またテザー社発行の各ステーブルコインはそれぞれ、イーサリアムやポリゴン(Polygon)、ソラナ(Solana)、テゾス(Tezos)、クサマ(Kusama)、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、リキッドネットワーク(Liquid Network)、オムニ(Omni)、トロン(Tron)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、アバランチ(Avalanche)など様々なブロックチェーンに対応している。

関連ニュース

テザー社、USDTの裏付け資産に関する噂を否定

テザーUSDT、テゾス(Tezos)上で発行へ

テザーUSDT、ポリゴン(MATIC)上で発行

「USDT」のテザー、メキシコペソのステーブルコイン「MXNT」ローンチ

主要なステーブルコインの「リスク」を考察(USDC・USDT・BUSD・DAI・FRAX・MIM)

参考:テザー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/agcuesta・royyimzy

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告