フォビグローバル、タイ部門を7月で事業停止へ

フォビグローバルがタイの取引所サービス停止

大手暗号資産(仮想通貨)取引所フォビグローバル(Huobi Global)のタイ部門であるフォビ・タイランド(Huabi Thailand)が、タイ証券取引委員会(SEC)の決定により、7月1日に事業を完全停止することが分かった。

2020年2月にローンチしたフォビタイランドは、不十分な業務システムなどの問題により、SECから暗号資産取引における規則に違反しているとみなされ、昨年からシステムの修正指示を受けていた。しかし、フォビ・タイランドはSECから要求された基準に従ってシステムを修正できなかったという。

それによりSECの勧告に基づき、フォビ・タイランドは昨年9月上旬よりタイ国内での暗号資産取引業ライセンスが取り消され、順次サービスを停止していた。それ以降全ての顧客に対して資産を引き出すようアナウンスを行っていた。

フォビタイランドにはまだユーザーの資産は残っているようで、閉鎖後の連絡先について案内をしている。

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参考:フォビグローバルSEC
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。