サークル、ユーロステーブルコイン「EUROC」発行へ

サークル、「EUROC」発行へ

米ドルステーブルコインUSDC発行元であるサークル(Circle)が、新たにユーロペッグのステーブルコインのEUROC(ユーロコイン:Euro Coin )を発行することが6月16日に分かった。

EUROCは、イーサリアム「ERC-20」規格のトークンとして、「ERC-20」互換のウォレット、プロトコル、その他のブロックチェーンサービスと連携していく予定だという。なおEUROCとUSDCはグローバルな商取引に迅速で安価な取引をもたらし、多通貨デジタル金融とオンチェーン外国為替(FX)の新しい機会を生み出すことを目的にしていると発表されている。

またEUROCへの対応がすでに決まっている取引所などのクリプトのサービスは、アンカレッジデジタル(Anchorage Digital)、バイナンスUS(Binance.US)、ビットスタンプ(Bitstamp)、コンパウンド(Compound)、カーブ(Curve)、CYBAVO、DFX、ファイヤーブロックス(Fireblocks)、FTX、フォビグローバル(Huobi Global)、レジャー(Ledger)、メタマスク(MetaMask Institutional)、ユニスワップ(Uniswap Protocol)などとのこと。

昨年サークルは国法銀行化の意向を示しており、USDCの準備金は現金と短期米国債のみの方針とした。また監査法人グラントンソンが準備金の証明業務を担っている。

参考:USDC
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Who_I_am

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された