「TRON DAO Reserve」、USDD担保に5億USDCを追加購入

TRON DAOが新たに5億USDC購入

「TRON DAO Reserve」が新たに5億USDC(約677億円)を購入し、「USDD(Decentralized USD)」の担保比率を310%まで増やしたことが6月14日分かった。なお記事執筆時点で「USDD」の担保比率は315%まで上昇している。

「TRON DAO Reserve」は、米ドルステーブルコイン「USDD」の準備金を運用するDAO(自律分散型組織)。今月11日に5,000万ドル(約67億円)相当のビットコイン(BTC)とトロン(TRX)を購入したことを発表しており、その際の担保比率は186%となっていた。

「TRON DAO Reserve」は新たに5億USDCを購入したことについて「現在の市場の極端な状況下においてUSDDのペッグ(価格固定)を守るため」とツイートしている。

「USDD」は、アルゴリズムによって1ドルの価値を維持するアルゴリズム型のステーブルコインだ。「USDD」の価格維持の仕組みは、価格変動によるアービトラージ(裁定取引)の機会が生まれた際にトロン(TRX)をプロトコルに出し入れすることでUSDDの価格を1米ドルに維持するという。具体的には「USDD」の価格が1ドルより低くなった場合、ドルをシステムへ送り1ドル分のTRXを引き出す。一方で「USDD」の価格が1ドルより高くなった場合は、1ドル分のTRXをシステムへ送り1ドルを引き出す。以上のような仕組みで価格を維持しているとのことだ。

なお6月13日から記事執筆(6/15 16:00)時点では0.02ドルほど1ドルからディペッグしている状況だ。

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参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/KanawatTH

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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