web3ブログサービス「ALIS」、いいねボタンでNFT

ALISが「NFT獲得サービス」を提供開始

ブロックチェーンベースのブログサービス「ALIS(アリス)」が、「NFT獲得サービス」を提供開始したことが分かった。

「ALIS」は2019年にオープンβ版第1弾を公開したサービス。「ALIS」では、ユーザーが執筆した記事に対して他のユーザーが「いいね」や「投げ銭」などができる機能の他、良質な記事を書いた人とその記事をいち早く評価(いいね)した人に独自のALISトークンが配布される仕組みを持っている。2017年8月にホワイトペーパーを公開し、同年9月に日本で初のICO(イニシャルコインオファリング)を実施し、12日間で目標最小調達額となる11,666ETH(当時の約3.8億円)の資金を調達していた。

今回提供開始となった「NFT獲得サービス」は、記事に対し「いいね」をすることで、イーサリアムのトークン規格ERC-721の「ALISバッジ」のNFTを獲得できるとのこと。

「ALISバッジ」NFTを獲得するには、記事への「いいね」で合計100ALISを獲得することだ。NFTを受け取る際にはALISの「マイページ→バッジ」に進み、メタマスク(Metamask)でETHアカウントを連携する必要がある。

なおガス代(ネットワーク手数料)については「ALIS」が負担するとのことで、ユーザーがETHを持っていなくてもNFTを受け取れるとのことだ。

発表によると、今後はこれまでに配布されたバッジ保有者限定の機能も順次検証・リリースしていく予定とのこと。

なお現在のところ「バッジ保有者だけが入れる限定ゾーン」や「保有バッジに応じた記事表示枠の用意」、「いいね力に応じたレベルアップ制度」、「新機能の先行利用」等のブロックチェーン技術を活かした機能を検討しているとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:ALIS

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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