暗号資産レンディングCelsiusが出金と送金一時停止、CELは急落

暗号資産レンディングCelsiusが出金と送金一時停止

暗号資産(仮想通貨)レンディング企業セルシウス(Celsius)が、暗号資産の価格が暴落している市場状況を理由に、出金、送金、スワップ機能を一時停止することを6月12日に発表した。

セルシウスは「この対応は、セルシウスが長期的に出金義務を果たせるよう、より良い状態にするために行う」と発表で説明している。さらに「私たちは、資産を保全・保護するための措置を講じる一方で、流動性と業務を安定化させるために、コミュニティ全体の利益のためにこの必要な措置をとっています」と述べている。

また暗号資産メディア「The Block」は、セルシウスが顧客の引き出しをサポートするための財源はあと数週間分しか残っていないとも報じている。

なお今回の発表を受けて、セルシウスの独自トークン「Celsius(CEL)」の価格が急落した。価格は6月15日午前11時の49円から約45%下落し、記事執筆現在は1CELは28円となっている(6月13日15時)。

参考:Celsius
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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