【取材】IVS、web3カンファレンス「IVS Crypto 2022 NAHA」7月開催へ

IVSが「IVS Crypto 2022 NAHA」7月開催へ

スタートアップカンファレンスを主催するIVSが、web3特化のカンファレンス「IVS Crypto 2022 NAHA」を開催することを6月10日に発表した。

「IVS Crypto 2022 NAHA」は、7月6日〜8日の3日間にわたり開催される「IVS2022 NAHA」内で同日開催される。IVSとしては初のWeb3に特化したカンファレンスになるとのことだ。

IVSは「次世代の、起爆剤に。」をミッションとして、新たな時代を牽引するインターネット企業の経営者・経営幹部・投資家が一堂に会する招待制のカンファレンスを主催し、運営している。

具体的に「IVS Crypto 2022 NAHA」では、web3領域のトップ企業や、登壇者としてweb3で最前線の100名におよぶトッププレイヤーを世界中から集めているという。またweb3の知識を深めるトークセッション以外にも、NFTの展示・オークション、VRアーティストによるパフォーマンスなどweb3を体感するためのアクティビティを準備しているとのことだ。ちなみにセッションの大半は、海外企業からの登壇者が予定されているとのことだ。

同カンファレンスのサイトには、海外企業としてアクシーインフィニティ(Axie Infinity)、アニモカブランズ(AnimocaBrands)、ステップン(STEPN)、ポリゴン(Polygon)、パリティーテクノロジーズ(Parity Technolgies)、ファイヤーブロックス(Fireblocks)、ソラナ(Solana)、ポルカドット(Polkadot)、コンセンシス(Consensys)、BNB Chainなどが掲載されている。

またIVSの発表によると国内企業からは「日本における暗号資産の未来」をテーマに、ビットバンク代表取締役社長の廣末紀之氏、森・濱田松本法律事務所の増島雅和氏、Thirdverse代表取締役CEO国光宏尚氏、株式会社グラコネ 代表取締役の藤本真衣氏、WiL パートナーの久保田雅也氏が登壇する予定であることが明かされている。

なおこの他のセッション内容・登壇者については、カンファレンスまでに随時発表されていく予定だ。

加筆:6月10日19時50分

IVS代表取締役の島川敏明氏へ取材

「あたらしい経済」編集部は、IVS株式会社代表取締役の島川敏明氏へ取材を行なった。

−−リアルイベントとして「IVS Crypto」を開催する意義、web3ビジネスの可能性について教えてください。

Web3のコミュニティはグローバル化、多様化が進んいる中、日本のWeb3がガラパゴス化しないよう、グローバルコミュニティの中でのポジションを確立しねければならないと考えます。

Headline Asiaが運営するトークン投資に特化したUSDCの発行元Circle社やメタバースの巨頭であるAnimoca社からも出資を受けたIVCファンドは既にグローバルで150以上もクリプトポートフォリオを持ち現在アジアで最もアクティブなWeb3に特化したシードファンドです。

今回のIVS Cryptoは我々が築いたグローバルの投資家及びクリプトベンチャーのネットワークと日本のコミュニティとの接点を作り、日本のでWeb3のグローバル化を目指します。 昨年Web3の世界で起きたメガトレンドはGamiFiと呼ばれるゲームの世界とファイナンスの世界が融合したブロックチェーンゲームの革命です。

これは日本でも今後最も注目されている分野の一つで、今回のIVSではこのGameFiの分野で米国のA16Zからも出資を受けたGameFiを代表するベンチャーでAxie Infinityの開発元であるSky Mavisやブロックチェーンゲーム界で世界最大のギルドを運営するYGGの2社を筆頭に国内外のGameFiのキーパーソンが集結します。

参考:IVS Crypto

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。