セールスフォース、「NFT Cloud」パイロット版ローンチ

セールスフォースが「NFT Cloud」パイロット版ローンチ

SaaS大手のセールスフォース(Salesforce)が、「NFT Cloud」のパイロット版を6月9日に発表した。「NFT Cloud」は、ブランド(企業)が直接NFTをミント(鋳造/発行)、管理、販売し、顧客データを安全に扱うことができるクラウドサービスだという。

「NFT Cloud」は、環境面を配慮し、PoW(プルーフオブワーク)型のブロックチェーンをサポートしないとしており、具体的にどのブロックチェーン基盤と連携しているかは、明らかになっていない。

また「NFT Cloud」は、利用するブロックチェーンに関連するCO2排出量を自動的に計算し、ユーザーが信頼できる高品質のカーボンクレジットによって排出量を相殺できるようにするとのことだ。さらに「Crypto Climate Accord」などの組織と協力し、web3における持続可能性を推進していく方針だ。

これまでセールスフォースは、投資家としてweb3領域へ関わっていた。例えば、セールスフォースはブロックチェーンBIツール開発のTRM Labsや機関投資家向けステーキングツール開発のブロックデーモン(Blockdaemon)へ投資を行なっている。

参考:セールスフォース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Who_I_am・noLimit46

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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