Terraの新しいチェーン「Terra2.0」が稼働開始
TerraUSD(UST)が米ドルとのペッグを維持できなくなった問題で大暴落した暗号資産テラ:Terra(LUNA:ルナ)の、新しいチェーン「Terra2.0」が稼働開始したことが分かった。「Terra2.0」のメインネット名は「Pheonix-1(不死鳥-1)」。テラフォームラボ(Terraform Labs)CEOド・クウォン(Do Kwon)氏が自身のTwitterで公表した。
クウォン氏は「パブリック・ノード・サービス、ウォレット、エクスプローラはメインネットに続いてまもなく稼動する」と伝え、ユーザーがテラウォレットの残高を確認できる公式ポータルリンク「http://finder.terra.money」も併せて共有した。
テラネットワークの対応について
今月上旬に起こったUSTの米ドルペッグ不安定化に起因するUSTとLUNAの価格崩壊を受け、クウォン氏はその再生を目的としたTerraブロックチェーンのリバイバルプラン「Terra Ecosystem Revival Plan 2」を17日に第2案(改定案)として提案。25日にはコミュニティ投票によって提案は可決されていた。
このリバイバルプランではTerraブロックチェーンとは異なる、USTのアルゴリズムを引き継がない新しいチェーンとして「Terra2.0」をハードフォークにより立ち上げ、USTまたはLUNAを保有していた投資家に対し、問題発生前の5月7日 14:59(UTC)と問題発生後の5月26日16:38(UTC)のスナップショットに基づき、新たなLUNAを順次再発行するとしている。なお今までのTerraはTerra Classic、LUNAはLuna Classic(LUNC)と改称し、新たなチェーンとそこで発行されるトークンがTerra、Luna(LUNA)となる。
今後旧LUNA(現在のLUNC)のホルダーに対しては、保有時期、保有額によって配布数は異なるが、31日以降に各取引所で新LUNAの配布が実施されていく予定とのこと。
なお大手取引所バイナンス(Binance)やクラーケングローバル(Kraken Global)、フォビグローバル(Huobi Global)、OKX、ゲート(Gate.io)、ビットゥルー(Bitrue)、クーコイン(KUCOIN)、バイビット(Bybit)といった暗号資産取引所が、新LUNAの取り扱い開始についてアナウンスしている。
Pheonix-1 mainnet is now live and producing blocks – public node services, wallets and explorers should be going live shortly. pic.twitter.com/cpxiNKl6aX
— Do Kwon 🌕 (@stablekwon) May 28, 2022
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デザイン:一本寿和
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