ナイジェリアの「イガンムタイガーFC」、FiNANCiEでトークン発行

「イガンムタイガーFC」がFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」で、ナイジェリアサッカークラブ「イガンムタイガーFC」がトークン発行と販売を開始したことが5月30日分かった。

イガンムタイガーFCは、ナイジェリアのスラム地域から世界を目指す、ナイジェリアリーグ3部所属のサッカークラブだ。2019年にはジュニアの世界大会で優勝し、2021年には初のナイジェリア代表選手を輩出している。

発表によると、ナイジェリアにはダイヤの原石のような選手が沢山いるが、そういった選手を拾い上げる仕組みや指導者、練習場がナイジェリア全体で整っておらず、機会やチャンスが多くないという。イガンムタイガーFCはトークン発行により、それらの課題を解決しながら、良い選手を集めて育て、世界で活躍できるような選手を輩出していくことを目指すとのことだ。

なお今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「イガンムトークン」として販売されるとのこと。

「イガンムトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるという。

現在発表されている投票企画案として、「ユニフォームのデザイン選定」や「大会の勝敗予想」、抽選特典案として「サイン入りユニフォームのプレゼント」や「タイガーホテルの宿泊券」がある。

トークンの初回販売期間は5月30日11時から7月14日21時の予定だ。

なお「イガンムトークン」の販売メニューは全12種類が用意されており、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

1口限定の5,000,000ptのメニューでは、5,000,000pt分の「イガンムトークン」付与に加え、「新ユニフォームへのロゴ掲載(胸)」や「トークン保有特典」、「初期サポーター記念コレクション001」がある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

また「イガンムトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、イガンムタイガーFC共同オーナー加藤明拓氏より以下のコメントを得た。

「この度、既にフィナンシェでトークンを発行させて頂いているアンコールタイガーFCの兄弟クラブとして、イガンムタイガーFCもトークンを発行させて頂くことになりました。 トークンサポーターの皆さんと世界No.1を実現して、夢と機会と勇気の提供を目指し、日本からは遠いアフリカ・ナイジェリア との橋渡しの存在になります」

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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