バイナンスがイタリアで認可、欧州2例目

バイナンスがイタリアで認可、欧州2例目

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、イタリアで規制当局の認可を取得したことが分かった。バイナンスは、イタリアの暗号資産事業に関する法律「Organismo Agenti e Mediatori(OAM)」に暗号資産サービスプロバイダーとして登録し、規制上の承認を受けた。

これによりバイナンス・イタリア(Binance Italy)は、イタリア国内の顧客に暗号資産に関連するサービスを提供できるようになった。

バイナンス共同創業者兼CEOであるCZ(Changpeng Zhao)氏は、次のようにコメントしている。

「暗号資産のマスアダプションには、明確で効果的な規制が不可欠です。私たちは、経済財務省およびOAMがイタリアで完全な透明性をもって事業を行うために必要な要件を定義し、管理するために尽力してくれたことに感謝します。バイナンスは常にユーザーを第一に考えており、レジスターの実装などのアクションにより、私たちのプラットフォームが世界で最も安全で信頼できるものの一つであると確信しています」

なおバイナンスは5月初旬に、フランスで欧州地域で初となるライセンスを取得しており、今回のイタリアで2例目だ。

またバイナンスは直近では27日には、バーレーンでもライセンスを取得したことを発表している。

参考:Binance
images:iStocks/Abscent84・NatanaelGinting
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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