「BIG BLUES」がFiNANCiEでトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」で、ラグビートップイーストリーグに所属する「BIG BLUES」がトークン発行と販売を開始したことが5月26日分かった。
1976年創部の「BIG BLUES」は40年以上の歴史があるラグビーチーム。現在は関東ラグビー協会が主催するトップイーストリーグCグループに所属しており、2030年にトップリーグであるLEAGUE ONEへの昇格を目標に活動している。
今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「BBトークン」として販売されるとのこと。またトークン発行により「BIG BLUES」が課題とする「中学生がラグビーをする環境不足の解消」と、「ラガーマンのデュアルキャリアの実現」を目指すとのことだ。
「BBトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるという。
現在発表されている投票企画案として、「スカウトする選手の投票」や「グッズデザイン決め」、抽選特典案として「試合イベントへの招待」や「大人ラグビー体験会へのご招待」がある。
トークンの初回販売期間は5月26日11時から7月11日21時の予定だ。
なお「BBトークン」の販売メニューは全5種類が用意されており、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。
300,000ptのメニューでは、300,000pt分の「BBトークン」付与に加え、「BBB(Big Blues Basic)アカデミーのフランチャイズ権利(1年間)」や「トークン保有特典・投票企画および抽選特典への参加」、「初期サポーター記念コレクション001」がある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。
また「BBトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、一般社団法人BIG BLUESの理事 宋浩典氏より以下のコメントを得た。
『今回BIG BLUESでは日本ラグビー界で初めてトークンを発行します。トークンは僕たちの愛するラグビーでも新しい形でワンチームとなって取り組めるモノです。2019年ラグビーW杯をきっかけにラグビー少年が増えたものの、構造的に中学生のプレー機会には課題があります。ここの部分を一緒に解決していく取り組みができると幸いです。
ラグビー界は多くの先人の皆様に築き上げていただいたものです。そこに若者たちで新しい取り組みをしていきますので、ご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします』
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