サッカー観戦チケットNFT、鎌倉インターナショナルFCがOpenSeaで競売

鎌倉インターナショナルFCがNFT観戦チケット競売

神奈川県社会人 2 部リーグ所属のサッカークラブ鎌倉インターナショナルFCが、NFTで発行した観戦チケットのオークション販売を行うことが5月24日分かった。

チケットの競売はNFTマーケットプレイスのオープンシー(Opensea)で5月24日〜5月27日22時の期間にて行われるとのこと。

なおNFTによる観戦チケットの発行・販売は都道府県リーグで初となる。

このチケットの対象となるのは、5月29日に「みんなの鳩サブレースタジアム」で開催される2022神奈川県社会人サッカーリーグ2部第4節の「鎌倉インターナショナルFC 対 鎌倉インターナショナルSC」の試合となる。両チームのベンチ横に位置する特別な観戦席「ベンチサイド砂かぶり席」が各1組2名で全2組4名限定で用意されているとのことだ。

また発表によると同NFTチケットの保有者は特典として、鎌倉インターナショナルFCがJリーグへ昇格した際のホーム開幕戦へVIP招待される予定とのこと。

NFTチケットの販売で得られた利益については、手数料を差し引いた一部を鎌倉市へ寄付すると共に「鎌倉インテルこども未来基金」を通じて活用される予定とのことだ。

なお鎌倉インターナショナルFCは昨年7月、次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」にてクラブトークンを発行した。また昨年12月にはデジタルアートコレクションとなるNFTコンテンツを発行している。

このNFTは鎌倉の名所や人物などに、鎌倉インテルが掲げるビジョン「Club Without Borders」およびロゴテーマである「Evolving Marble」のグラフィックデザインをかけ合わせた作品となっている。

またこのコレクションの販売開始を記念して、メモリアルNFTのプレゼント企画も併せて実施されている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:鎌倉インターナショナルFC
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。