「F Ventures」がweb3特化インキュベーションプログラム
福岡拠点の独立系ベンチャーキャピタル「F Ventures」が、Web3領域の起業家向けのインキュベーションプログラム「223」をローンチしたことが5月24日分かった。
このプログラムでは、4ヶ月間でWeb3領域での挑戦・事業運営に必要な知識のインプットと事業の磨き込みを行い、世界で戦う起業家の輩出することを目指すとのこと。募集期間は5月24日〜6月10日で、10プロジェクト程度を募集するとのこと。応募対象は「これからWeb3領域で挑戦する意欲のあるすべての方」となっている。
具体的にプログラムで採用されたプロジェクトには、Web3関連の特別講座や、メンタリング、月次報告会、投資家を招待するデモデイ、投資検討、オフィス提供などが実施される。
なお「223」のメインサポーターは、同じく国内でweb3特化インキュベーションプログラムやweb3関連事業を展開する「Fracton Ventures」や、シンガポール拠点のアクセラレータ「Next Web Capital」。そしてサポーターには日本円連動ステーブルコインを発行する「JPYC」が名を連ねている。またメンターとして以下の業界のプレイヤー、有識者が参加するとのことだ。
<メンター>
・大塚裕介氏(コインチェック株式会社 執行役員)
・岡部典孝氏(JPYC株式会社 代表取締役)
・岡山佳孝氏(Polygon Japan)
・小澤孝太氏(Cryptogames株式会社 代表取締役)
・大日方裕介氏(Web3 Foundation/Next Web Capital)
・小林清剛氏(Knot Inc Co-Founder/CEO)
・鈴木雄大氏(Fracton Ventures Co-Founder)
・大東樹生氏(Kinomis, Inc Founder/CEO)
・長瀬威志氏(アンダーソン・毛利・友常法律事務所 弁護士/NY州弁護士)
・柳澤賢仁氏(柳澤国際税務会計事務所代表/税理士)
またアマゾンウェブサービス(AWS)と東急不動産がスポンサーになっている。
これまでに「F Ventures」は、P2E、GameFi、NFT、DeFi、L2プロトコル関連のWeb3企業に10社以上投資してきた実績がある。今回のメインサポーターである「Next Web Capital」にも投資している。同社はWeb3の分野のスピード感やカルチャーにとても魅力を感じており、今後も積極的に投資をしていくとのことだ。
Image:iStock Danakia