S&PがDeFi戦略グループ設立、機関投資家やクリプトネイティブをサポート

S&PがDeFi戦略グループ設立

世界最大手の格付け機関S&Pグローバル・レーティングス(S&P Global Ratings)が、DeFi(分散型金融)戦略グループを設立したことが5月17日分かった。

このグループ設立により、DeFi市場に関するリサーチラボで得られた知見を基に、S&Pグローバルの分析能力とリスク評価能力を活用し、従来の機関投資家顧客および暗号資産(仮想通貨)ネイティブのDeFiユーザーをサポートするとのことだ。

DeFi戦略グループは、S&Pグローバル・レーティングスのグローバル責任者チャック・マウント(Chuck Mounts)氏が、チーフDeFiオフィサーとしてリードし、同社のDeFiリソース開発を推進するとのこと。

そして同社シニアディレクターのチャールズ・ジャンセン(Charles Jansen)氏が、DeFiトランスフォーメーションの責任者に就任し、技術的専門知識と暗号資産エコシステムの知識を統合し、新製品やサービスの開発を指導するという。

また同社はDeFiについて、既存のプライマリーおよびセカンダリーマーケットを補完すると同時に、新しい市場の枠組みを生み出し、全てのクレジット市場に影響を及ぼすと説明している。

なお5月7日、S&Pグローバル・レーティングスは暗号資産レンディングプラットフォームを提供するコンパウンド(Compound)に、「B-」の格付けを付与している。これによりコンパウンドは、DeFiプロトコルとして初めて大手格付け機関から格付けを受けたこととなった。

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参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。