エルサルバドルがビットコイン押し目買い、保有総数2301BTCに

エルサルバドルがビットコインを追加購入

エルサルバドル政府が、ビットコイン500BTCを追加購入したことが5月10日に分かった。エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領が自身のツイッターで明かした。

ブケレ大統領によると今回の500BTCは、取得平均価格の30,744ドル(約400万円)で押し目買いしたとのこと。一時3万ドルまで落ち込んだ9日のビットコインの大幅下落を受け、購入したと思われる。

なお今回の追加購入により、エルサルバドルのビットコイン合計保有額は2,301BTCとなった。

エルサルバドルが前回ビットコインの追加購入を行ったのは1月22日だった。当時は取得平均価格の36,585ドル(約477万円)で購入したとのこと。

同国はこれまで昨年9月20日と10月28日にそれぞれ150BTCと420BTCを購入。11月27日には100BTC、12月4日に150BTC、12月21日には21BTCを購入。そして今年1月22日に410BTCを追加購入している。今回でエルサルバドルは7度にわたりビットコインを購入している。

昨年9月7日、エルサルバドルでは米ドルに加えてビットコインが法定通貨となったが、国際通貨基金(IMF)がエルサルバドル政府に対してビットコインを法定通貨として扱うことを見直すように勧告したことが今年1月25日に分かっている。

これについてIMFは「暗号資産を法定通貨として採用することは、金融や市場の整合性、金融の安定性、消費者保護に大きなリスクを伴います。また偶発債務を生む可能性もあります」と説明している。

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この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。