バイナンス、「Lido DAO(LDO)」上場

バイナンスにLDO上場

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)で、暗号資産リドダオ:Lido DAO(LDO)が上場したことが5月9日分かった。

LDOの取引は既に開始されており、引き出しについては5月10日11:00(UTC:世界協定時)より開始されるとのこと。取引ペアについてはLDO / BTC、LDO / BUSD、LDO / USDTとなっている。

リドダオは、リドによるイーサリアム(Ethereum)のリキッドステーキングサービスを構築するDAO(自律分散型組織)。ネイティブトークンのLDOはガバナンストークンとして利用できる。

リドは、コンセンサスレイヤー(Consensus Layer:旧名称Eth2.0)でユーザーが独自でステーキングする際に必要な最低32ETH(約1,000万円)を保有せずとも、イーサリアムのステーキングに少額から参加できるサービスだ。

リドでETHステーキングを行うと、ETHと「1:1」の割合で価値が担保されているトークン「stETH」が生成され、ユーザーはETHの代わりに「stETH」が受け取れる。そして付与された「stETH」でDeFi(分散型金融)を利用して、再度ETHに交換できる他、レンディングなどを行えば利回りを得ることもできる。

なおリドのステーキングサービスはイーサリアムだけでなく、テラ:Terra(LUNA:ルナ)やソラナ:Solana (SOL:ソル)、クサマ:Kusama(KSM)も提供されている。

現在LDOはクラーケン(Kraken)やゲート(Gate.io)、バイビット(Bybit)、ジェミナイ(Gemini)、MEXCなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)およびV3やスシスワップ(Sushiswap)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。なお時価総額は約820億円となる(5/10 コインマーケットキャップ調べ)。

またLDOは今月5日、米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンでも上場している。

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参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。