クラーケングローバル、「Fetch. ai(FET)」と「THORchain(RUNE)」上場へ

クラーケングローバルFETとRUNE上場へ

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)で、新たに暗号資産フィッチドットエーアイ:Fetch.ai(FET:フィッチ)とソーチェーン:THORchain(RUNE:ルーン)の2銘柄が上場することが5月5日分かった。

両銘柄の入金は既に開始されており、取引は5月6日14:00(UTC)より開始する予定だ。取引ペアについてはUSDとEURがそれぞれに対応している。

対象となるサービスは、クラーケン(販売所)およびクラーケンプロ(取引所)。先物取引と証拠金取引については対象外となるようだ。なお日本の居住者は取引できないとのこと。

フィッチドットエーアイは、英国ケンブリッジ拠点の人工知能研究所。誰もがデータを共有または交換できるようにする分散型機械学習プラットフォームを構築している。またネイティブトークンのFETは、ユーザーがネットワーク上での支払い、ガバナンス、ステーキング報酬の取得に利用が可能である。

FETは現在、バイナンス(Binance)やコインベース(Coinbase)、ゲート(Gate.io)、クーコイン(KuCoin)、MEXCなどの暗号資産取引所の他、分散型取引所(DEX)ではユニスワップV2(Uniswap V2)やパンケーキスワップ V2(PancakeSwap V2)などで取引が行われている。なお現在の時価総額は約257億円となる(5/6 コインマーケットキャップ調べ)。

ソーチェーンは、コスモス(Cosmos)ネットワークのCosmos SDK(独自ブロックチェーン開発キット)を使用して構築されたブロックチェーンで、クロスチェーン分散型取引所(DEX)として機能している。ネイティブトークンのRUNEは、ネットワークの流動性供給やガナバンス、ステーキングなどで利用が可能。

RUNEは現在、バイナンス(Binance)やFTX、ゲート(Gate.io)、クーコイン(KuCoin)、MEXCなどの暗号資産取引所で取引が行われている。なお現在の時価総額は約2,871億円となる(5/6 コインマーケットキャップ調べ)。

またクラーケングローバルの直近の新規銘柄上場は、今月4日に取り扱いが開始したアドベンチャーゴールド:Adventure Gold(AGLD)、エーピーアイスリー:API3(API3)、リドダオ:Lido DAO(LDO)、ニュメレール:Numeraire(NMR)、アイエグゼック:iExec(RLC)、キーパーダオ:KeeperDAO(ROOK:ルーク)、トレシュッドネットワーク:Threshold Network(T)、ラップドイーサ:Wrapped Ether(WETH:Wイーサ)の8銘柄だ。

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参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。