コインベースNFTが一般ユーザー利用可能に、オープンベータ版公開

コインベースNFTがオープンベータ版公開

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が提供するNFTマーケットプレイス「コインベースNFT(Coinbase NFT)」の利用が、全ユーザーに解禁されたことが分かった。

「コインベースNFT」は4月20日よりベータ版を公開していたが、一部ユーザーのみが利用でき、一般ユーザーには利用制限がかけられていた。

コインベースウォレット(Coinbase Wallet)やメタマスク(MetaMask)などのウォレットを接続し、メールアドレスとアカウント名を設定することで誰でも利用が可能になる。なお編集部が確認したところ、日本からもウォレットの接続が可能だった。

クローズドベータから引き続き、対応するブロックチェーンはイーサリアムのみだが、今後複数のチェーンに対応する予定とされている。また決済方法についてもクレジットカードに対応する予定だ。

なお現在「コインベースNFT」では「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」や「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」、「Murakami.Flowers seed」、「Murakami.Flowers」、「Otherdeed」、「Azuki」、「CryptoPunks」など、有名コレクションも販売されている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/PerlaStudio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。