クラーケングローバル、STEPNのGMTやGST、GARI、mSOL、SAMO上場へ

クラーケングローバルが5銘柄上場へ

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)で、新たに暗号資産5銘柄が上場したことが分かった。

今回上場するのは、ガリネットワーク:Gari Network(GARI:ガリ)、グリーンサトシトークン: Green Satoshi Token(GST)、グリーンメタバーストークン:Green Metaverse Token(GMT)、マリネードソル:Marinade SOL(mSOL)、サモイエドコイン:Samoyedcoin(SAMO:サモ)の5銘柄。

各銘柄の取引は4月29日18:30(UTC:世界協定時)より開始する予定だ。取引ペアについてはUSDとEURがそれぞれに対応している。

対象となるサービスは、クラーケン(販売所)およびクラーケンプロ(取引所)。先物取引と証拠金取引については対象外となるようだ。

なお日本の居住者については取引できないとのこと。

各暗号資産について

ガリネットワークは、インドで急成長しているショート動画共有モバイルアプリのチンガリ(Chingari)において、クリエイターエコノミーを構築することを目的としたプラットフォーム。ガリネットワークのネイティブトークンであるGARIは、プラットフォーム上のコンテンツクリエイターにインセンティブとして利用されるとのこと。

現在GARIはFTX、フォビグローバル(Huobi Global)、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)で取引されており、時価総額は約32億円をつけている(4/29コインマーケットキャップ調べ)。

GMTおよびGSTは、Move-and-Earnプロジェクト「STEPN(ステップン)」に関するトークンだ。ブロックチェーン基盤としてはソラナ(Solana)のプロジェクトとなっている。

「STEPN」は、NFTスニーカーを利用しウォーキングやジョギングの歩数に応じてゲームトークン「GST」を稼ぐことができる。その「GST」でスニーカーステータスのレベルアップなどが行える仕組みだ。また「GMT」は「STEPN」のガバナンストークンとなっている。

「GMT」は発行総数60億枚と決められているが、「GST」の発行枚数は無制限。「GST」はゲーム内で使用することでバーン(焼却)される。

GMTは現在、コインベース(coinbase)やバイナンス(Binance)、FTX、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、エムイーエックスシー(MEXC)、フォビグローバル(Huobi Global)、バイビット(Bybit)などの暗号資産取引所の他、パンケーキスワップ V2(PancakeSwap V2)などの多くの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。なお時価総額は約2,700億円となっている(4/29 コインマーケットキャップ調べ)。

またGSTは現在、コインベース(coinbase)やフォビグローバル(Huobi Global)、エムイーエックスシー(MEXC)、ゲート(Gate.io)、バイビット(Bybit)などの暗号資産取引所の他、レイディウム(Raydium)、オルカ(Orca)、パンケーキスワップV2(PancakeSwap)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。なお時価総額は約30億円となる(4/28 コインマーケットキャップ調べ)。

マリネードソルは、ソラナブロックチェーン上に構築された非管理型のリキッドステーキングプロトコル。SOLをマリネードプロトコルにステークするとユーザーはmSOLを受け取れる。mSOLをさまざまなDeFi(分散型金融)サービスで取引ができ、SOLに戻すこともできる。

mSOLはFTXやゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所の他、レイディウム(Raydium)、オルカ(Orca)、セラムDEX(Serum DEX)などのDEXで取り扱われている。現在の時価総額は約65億円となる。

サモイエドコインはソラナ基盤の実験的web3コミュニティコイン。新世代の暗号資産市場参加者のためのオンボード、教育、コミュニティ開発を目的に作成された。ソラナの共同創業者であるアナトリー・ヤコベンコ(Anatoly Yakovenko)氏の愛犬と大手暗号資産取引所FTXとアラメダリサーチ(Alameda Research)CEOであるサム・バンクマン=フリード(Sam Bankman-Fried)氏に触発されて作成されたとのこと。現在の時価総額は約70億円となる。

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参考:クラーケン
デザイン:一本寿和

images:iStocks/dalebor・Ninja-Studio・Serhii-Yakovliev

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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