スカイランドベンチャーズ、web3特化50億円規模ファンド設立

スカイランドベンチャーズ、web3特化50億円規模ファンド設立

国内ベンチャーキャピタル(VC)のスカイランドベンチャーズ(Skyland Ventures)が、web3特化のファンドを総額50億円規模で設立したことが4月28日に分かった。web3特化の新ファンドの名称は「Skyland Ventures 4号投資事業有限責任組合(SV4号ファンド)」。

SV4号ファンドは、インターネット領域全般のVC投資に加え、web3分野において国内外のスタートアップへのエクイティ及びトークンでの投資を積極的に行っていくとのこと。

またこのファンドはすでにweb3スタートアップ6社への投資もしくは投資合意に至っているとのことだ。具体的に2022年4月時点で7億円の出資コミットメントに至っているという。

そして現在のポートフォリオはSNS「Yay!」を運営するnanameue、ふるさと納税×NFTのあるやうむ、VRNFT制作ツールのゼネシス、NFTサービス提供のPictoria、Listen to Earnアプリ提供予定のWall of Death、NFTコレクションCool Girl NFT運営のCool Connectと発表されている。

Skyland Venturesパートナー・CEOの木下慶彦氏は、次のようにコメントしている。

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Skyland Ventures4号ファンドを新規に組成し、初期に出資コミット頂いた皆様ありがとうございます。Web3分野への投資は日本ではまだ一般的ではありません。

僕らにとってWeb3分野にフォーカスすることは、新しい可能性に向き合うことでもあると共に、あまり日本国内で例が無いため新しい挑戦でした。

また、組成を開始した2022年1月頃には4名だったSVのメンバーは、2022年4月に10名になり、今後も優秀なメンバー達のジョインが決まっています。

これはWeb3領域(Crypto・NFT・Blockchain)の未来を信じ、VCというフィールドで働きたい人材が多くいることに他ならないと思います。 新しいメンバーとして弁護士・ビデオクリエイター出身者など特殊スキルを持つ者や海外在住者・日本国籍以外のグローバルなメンバーからの参加もあり、ジェンダーを問わず、多数の個性的なメンバーが集いました。

現在、インターネット分野においても、国内マーケットは実質的な鎖国状態が長く続いています。Web3は日本を鎖国から開放できる唯一の手段であると考え、新しいテクノロジーを使ってグローバルに挑戦する若手スタートアップとVC投資を通じてご一緒できることを楽しみにしています。

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images:iStocks/Aramyan・BadBrothe
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。